新V_Systemのドル円バックテストで今年の利回り436%

V_Systemから新V_Systemへ

 

今週は新V_Systemとシンプルロジックのプルバックサインの開発を行っていましたので

その経過報告です。

まずは新V_Systemから。

 

6年前に開発したV_Systemをシンプルロジックに取り入れようと思って

いろいろな設定でバックテストを行いました。

数日にわたってポジションを持って、

利益を圧倒的に伸ばすところは、V_Systemの最大の利点なのですが、

相場の動きに対する動作のタイミングはどうしても遅れ気味になります。

そのため、含み益が大きく削られることもありました。

 

一方、シンプルロジックは、

どのような時間足にも対応できますが

スキャルに近いデイトレがメインです。

 

そこで、V_Systemの根幹であるMTFVQインジを少し改良することにしました。

データ取得のロジックを少し変えることで反応を早くしたのです。

 

見た目はこんな感じに変わりました。

 

 

基本のVQはドット表示にして

色が変わるタイミングをわかりやすくしました。

 

MTFVQは、改良の結果リペイントするようになったのですが

あえてリペイントさせている、といってもいい部分なので

ここは気にしていません。

 

リペイントを気にする人も多いのですが、

リペイントは悪ではありません。

リアルタイムで適正なデータを取得することが最も大切なことなので

過去足になってリペイントしたとしても実際のトレードには全く関係ないのです。

 

ただし、過去チャート検証する時には気をつける必要があります。

単純に過去チャートを遡るのではなくて

ストラテジーテスターを使って実際に稼働させながら過去検証をする必要があるので

この点だけは注意して下さい。

(EAだけではなく、インジケーターもストラテジーテスターで動かすことは可能です)

 

さて、話を新V_Systemに戻しますね。

作り直したMTFVQをシンプルリミットEAに設置してバックテストを行いました。

その結果がこれです。

・ドル円1時間足 2022.01.01~11.22 1ポジションのみ

 

 

プロフィットファクター(PF)が1.48で

純利益が178,777円(元金100万円)。

悪くない数字ですが、

旧V_System(PF:1.36 純利益:148,443円)とそれほど大きな違いはありません。

 

ところが、先週ご紹介した時間エントリー機能を使って

バックテストをするとこのような結果になりました。

 

 

グラフだけを見るとパッと見ではそれほど変わりません。

ただ、PFが1.95で純利益が4,357,857円と、とんでもない数字になっています。

強いトレンドが出た今年のドル円だからこのような結果が出ただけで

この結果が継続することはありえません。

そこは冷静になる必要があります。

(詳しい新V_Systemのロジック、時間エントリー、バックテストの内容は動画で話しています)

 

このバックテストの目的は、

新V_Systemをシンプルロジックに取り入れる場合、

どんな可能性があるのか、その検証です。

 

様々な時間足、通貨ペア、設定、期間(アウト・オブ・サンプルテスト)で

バックテストを行った結果はこうなりました。

 

 

年によっては途中でバーストしているときもあるのですが

今年の相場では他の通貨ペアでも有効に機能していることがわかります。

この結果を踏まえて、シンプルロジックのエントリーと決済の一つとして

新V_Systemを取り入れるのは面白いな、と思っています。

(このバックテストのロジックをそのまま取り入れるわけではありません)

 

シンプルロジックにプルバックロジックを追加

 

今週行っていたもう一つの開発は、プルバックロジックです。

これは、メンバーさんが提案してくださったロジックで、

先週までは来年開発できればいいな、と思っていたものです。

 

ところが、今週はじめ、

シンプルエントリーの転換ラインを見ていて気がついたんです。

「そうか、このタイミングでエントリーすれば

プルバックロジックとして成立するな」

ということに。

 

早速仕様書を作って、昨夜プログラマーさんに発注しましたので

今年中にシンプルロジックに追加することができそうです。

 

現在採用しているカギ足ロジックと

プルバックロジックのエントリーのタイミングを比べてみました。

 

 

画像に書いたとおりで、

カギ足ロジックとプルバックロジックでは

使うタイミングが変わってきます。

 

カギ足ロジックは直近高安値ブレイクでエントリーします。

一方、プルバックロジックは押し目・戻り目でエントリー。

そのため、トレンドが出ているときは

カギ足ロジックよりプルバックロジックのほうが

獲得pipsが大きくなります。

 

ただ、プルバックロジックはトレンドが出ないと発動しないので

トレンド転換時にエントリー可能なのは

カギ足ロジックのみになります。

 

プルバックロジックはトレンド戦略の王道中の王道なので

これが加わることでシンプルロジックの厚みが増してきました。

中上級者は、チャートを見ながら使い分けるのもいいですし、

リスク分散のために両方使うのもありです。

 

今回のモニター公開販売は初の試みがあります

 

シンプルロジックは、あらゆることを想定して事前に準備をし、

実践時は楽ちんトレードに徹するために開発しているロジックです。

 

全容のマインドマップを、先週公開しましたが

この1週間で、下記のように大きく変わりました。

 

 

最終的なロジックの完成までには、

シンプルロジックEAを作って

様々な検証を行う必要があると感じています。

 

私一人でこれらの検証を行うことは可能です。

ただ、今回のプルバックロジックのヒントを教えてくださったのは

メンバーさんです。

みなさんのお力をお借りすることで

もっともっといいロジックになっていくと感じています。

 

そこで、モニター公開販売を行うことにしました。

これまでも、モニター公開という形で

みなさんのアドバイスを参考にツールを作ってきたこともありましたが、

今回はちょっと違います。

 

モニターの方には、もう少し踏み込んでいただきます。

今、試してみたいな、と思っているのは

マイクロソフトのTeamsを使って

リアルタイムでアイデアをいただく。

 

また、シンプルエントリーの最新バージョンができたら、

すぐに使っていただいて感想をアップしてもらう。

そんなやり取りをしながら、

チームの一員としてシンプルロジックを共に作り上げていく。

 

いかがでしょう?

ちょっと面白そうだなあ、と感じた方は楽しみにお待ち下さい。

 

12月の中頃までには準備ができると思います。

(もちろん、正規販売よりも価格は抑えての販売になります)

 

詳しい内容は公開時に記載しますが、

下記のツールを販売する予定です。

 

 

トレードだけではなく、ツールの開発に興味がある人にとっても

面白い場になります。

いつもは表に出ない裏話的なこともお伝えできる機会もあるかもしれません。