5000回のテストを繰り返す理由~リスクを限りなくゼロにしたいから

おはようございます。

Do. です。

 

今日のトピックは2つです。

・カギ足ロジックで5000回のテスト結果とその意味

・トレードに必要な3要素に抜けている大切なもの

 

動画でシンプルリミット正規版の進捗をお伝えし忘れたのですが

順調に動作確認を進めています。

シンプルリミットはエントリーは手動ですが、

仮りのエントリーロジックを組み込んで

バックテストで動作確認できるようにしています。

バックテストを確実に再現してくれるのがツールの良いところです。

 

それでは、今日のトピックです。

 

3か月5000回でリカバリファクター19.45、月間リライアビリティファクター5.98

 

先週、お伝えしたように、カギ足ロジックのFT5での検証で最も重要視しているのが

リカバリファクターとリライアビリティファクターです。

前回、詳しくお伝えしましたが、復習のため

説明画像だけ掲載しますね。

 

大きなドローダウンが起きた時に

どれくらい回復力があるか。

これを数値化したものがリカバリファクター、リライアビリティファクターです。

 

最近、レジリエンスという言葉が

いろいろな場面で使われるようになりました。

ロジックのレジリエンスを数値化したものが

リカバリファクター、リライアビリティファクターと言ってもいいですね。

 

さて、この3か月と10日間の

カギ足ロジックの検証結果がこれです。

 

 

ドル円、5分足での検証になります。

もう少し続ける予定ですが、

3か月間でほぼ検証の目的は果たせたと感じています。

 

この検証の目的はロジックの穴を探すことです。

相場には様々な動きがあります。

色々な動きを想定してロジックを作るのですが

想定外の動きは必ずあります。

 

ただ、3か月間の相場を経験すると

ほとんどの動きは見えてきます。

 

そのため、3か月間のフォワードテストで一区切り、

と考えています。

 

もちろん、3か月程度のテストで完璧とは思っていません。

誰も想像できないようなブラックスワンは必ず存在するので

どんな事が起きても良いように

すべてのトレードで損切りを入れるのは

大前提です。

 

ここで少し、視点を大きくしてみましょう。

検証の目的はロジックの穴を見つけることだとお伝えしましたが

検証を繰り返す目的はリスクを限りなくゼロに近づけることです。

 

 

リスクというのは、自分が想定できない(理解できない)ところに存在します。

自分が作ったロジックではありますが、

最初は信用しない方が良いです。

様々な角度から疑った上で、

100%、ロジックの動きと相場の関係を理解し尽くす事が重要です。

 

岡本吏郎さんの著書『図解 会社にお金が残らない本当の理由』から引用します。

 

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自分のフィールドだけで勝負を続けるのが勝つコツです。
しかし、人のフィールドはよく映るものです。
そして、本業が厳しいとどうしても浮気をしてみたくなります。
これをリスクと言います。

リスクとは、
あなたが理解を100%できていない所でお金を使うことで起きます。

― 中略 ―         

「ソリューション」という言葉があります。
一般には「解決」と訳されていますが、
「溶ける」という意味もあります。

つまり、「ソリューション」の意味は、
問題を直接解決するという考えではなく、
器を大きくすることで、
問題が溶けるという考えです。

これはリスク論でも同じです。

リスクを最小限にする方法は人の言っていることを
鵜呑みにしないで勉強をつづけることです。

これだけがリスクを減らす唯一の方法です。

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自分自身が作ったロジックを過信しないで(鵜呑みにしないで)

ひたすら検証を続ける。

これがリスクを減らす近道です。

 

 

トレードに必要な要素、一つ忘れていませんか?

 

今週も、シリーズ本の構想を練っていました。

私がこれらの本で伝えたい本質を箇条書きにしていたのですが、

これ、大事だな、と感じたことをお伝えします。

 

 

もし、あなたがトレードで何か問題を抱えているとしたら

それは「あなた自身」という視点が抜け落ちているからかもしれません。

 

メンタル・資金管理・ロジック。

すべて大切ですが、これらはあなた自身にぶら下がっている

小さな要素にすぎません。

 

今一度、自分に立ち返ってみましょう。

トレードは自分を映す鏡でしかありません。