ナンピンEAにストップを設定することで破綻を無くす
こんにちは。
Do. です。
月曜日まで公開していたブレイクインサイドバーEA。
たくさんの方に手にしていただきありがとうございました。
半自動売買ということで公開しているEAではあることに変わりはないのですが、
いろいろな可能性があるなあと思っているので、今週はちょっと実験をしていました。
まずはその結果から。
これが一週間のデモ口座でのテスト運用結果(完全無裁量)です。
この時のパラメーター設定です。
一週間で14.5%の利益は異常値ですが、この運用方法が良いわけではありません。
たまたま今週は調子が良かっただけで、あっという間に破綻するリスクがある設定だからです。
パラメーターの設定内容のスペシャルマーチンのストップロスは5000pips(ストップロスは実質使わない設定)、最大ポジション数は15。
取引リスク係数は1.0(取引リスク係数が0の場合は、ナンピンは行いますがマーチンは行わない設定になります)なので、ナンピンしながら特殊なマーチンも行う設定になっています。
今週は、ポジション保有後に一方的に逆行される場面が少なく、たまたま最大で5ポジションまでしか持たないで逃げることが出来ているので右肩上がりのグラフになっています。
もし、もっと大きな逆行相場になったら、証拠金維持率が少なくなってストップアウトに掛かる可能性があります。
では、ストップアウトにかからないようにするためにはどうすればいいのか?
答えはシンプルです。
保有するポジション数を制限してストップを入れる。
それを実践した口座の結果がこれです。
先程のストップ5000pipsの口座と同じタイミング(今週の月曜日:26日)にはじめました。
途中経過を織り交ぜながらお伝えしますね。
これが、28日(水曜日)です。
1ポジション目のレートから35pipsにストップを設定しましたが、一度もストップにはかかっていません。
最大ポジションは2つです。パラメーターの設定はこのようにしました。
グラフが平らになっているところは、2つ目のポジションを持ってプラスマイナスゼロで逃げているところです。
いい感じです。そして、1日経過して29日、木曜日の結果がこれです。
更に利益を積み上げて、4日間の確定利益は83,154円。
未だにストップにはかかっていません。このままいけばすごいことになるなあ、と思っていましたが、そんなに甘くはありません。
同じ29日の夜の結果がこれです。
やっとストップにかかりました。
17通貨ペアを同時に運用しているので当たり前の結果です。
ストップにかかっていなかったこれまでの結果が普通ではありませんでしたから。
そして、今朝、週末でチャートが止まった時の一週間の結果がこれです。
さらにドローダウンはありましたが、最後にトレンドで大きく利益を伸ばして本領発揮で終了。
最終的に今週の利益は68,391円。含み損11,517円を引いたとしても週利5%を超えているので月利40%超えという異常値です。
ストップを入れているので、大きく逆行されても損失は限定されています。
もし、そのストップがトレンド転換によるものだとしたら、すぐに逆のトレンドに乗ってエントリーを行います。
複数のナンピンを行って機会損失になるよりも、さっさと諦めてリスタートをしたほうが長期的にはプラスになると考えられます。
もちろん、相場状況が不利な場合は、ドローダウンが大きくなって停滞時期が長くなることもあると思います。
今週の実験で、ブレイクインサイドバーEAの面白さがさらに広がってきました。
来週は、少しパラメーターの設定を変えて、こんな感じでテストしてみます。
・ストップ5000pips、複数ポジションリミットレバレッジ倍率0.5
・ストップ30pips、複数ポジションリミットレバレッジ倍率0.5
今週は0の設定だった複数ポジションリミットレバレッジ倍率。
これを0.5にしました。
この変更で何が変わるかというと、2つ目以降のポジションを持った時の決済タイミングです。
0の場合は、同じ通貨ペアの複数のポジションの含み損、含み益が0になった時に決済。
これが0.5になると同じ通貨ペアの複数のポジションの含み損、含み益が1ポジションのみでの利確時の利益額と同じになります。
ということは、今週のグラフでは横ばいになっていた場面が右肩上がりになっていきます。
もちろん、0の時は逃げることが出来ていたのに、0.5に変更して利益を追うためにロスカットになる可能性もあります。
どのような結果になるかは相場次第ですが、少しリスクを取って利益を上乗せしていこうという設定です。
それから、ストップの設定を35から30に変更しました。
変更したのはわずかに5pipsですが、2つ目のポジションのほうがロット数が大きいので損失額は大きく変わります。
これでストップにかかりやすくなるわけですが、利回りはどの様になっていくのか。
引き続き実験を行っていきます。
半自動売買ということに変わりはありませんが、ある程度、ほったらかしで動いてくれる設定ができれば、裁量を入れたトレードと組み合わせてポートフォリオを組むことが出来ますよね。
自分がしっかりと相場を見ることが出来る時は上位足の環境認識を活かしてブレイクインサイドバーEAの稼働タイミングを調整する。
一方、監視できない時は自動で稼働させておいて機会損失にならないようにする。
このように、様々な運用方法の可能性が広がってきます。
動画では最後にお伝えしましたが、みなさんからの運用アイデアも募集しますので、
是非、色々なアイデアを試してみてください^ ^
それから、金、日経225、NYダウ、ビットコイン/ドル、イーサリアム/ドルに対応する
ブレイクインサイドバーEAもプロトが出来上がってきましたのでテスト運用を始めています。
こちらも面白いものに仕上がりそうで楽しみです。
5月中には公開予定なので楽しみにしていてくださいね。