投資トレーニング通信 第 6 回:「正直になること」これがすべての始まり
こんにちは。
Do. です。
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【 投資の本質は自然科学で証明できる 】
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本日は、8 回シリーズの第 6 回になります。
人間は自然の一部です。
これについては、
少しお伝えしてきました。
そんな自然の一部でしか無い人が、
つい行ってしまう行動の一つに
「 ウソをつく 」
という行為があります。
この「 ウソをつく 」という行為、
一般的には自然界には
ありません。
自分の身を守るために
様々な方法を使って
敵を欺くことはありますが。
私がお勧めするトレード関係の本の中に
『 FX トレーダーの大冒険 』ロブ・ブッカー著
があります。
パンローリングの本は
たくさん読んできましたが、、
何度も繰り返して読んでいるのは
この本くらいです。
読む度に
新たな気づきがあります。
ウインクルシュタインという師匠が
新米トレーダーのハリーと
その妻ジーニに指南する内容です。
この本から興味深い部分を
紹介します。
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[ ウィンクルシュタイン ]
君には教訓を教える必要があったのさ。
教訓はな、ハリー、
絶対に私に
ウソをついてはいかんということだ。
私にだけじゃないぞ。
絶対にだ。
ウソはトレードには禁物だ。
[ ハリー ]
約束します。
これからは正直に生きることを
約束します。
すべてに対して。
[ ウィンクルシュタイン ]
いいだろう。
正直になることが第一歩なんだよ。
実はいちばん重要な教訓のひとつだ。
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僕は妻にすべてを話した。
もう、何も秘密にしていたくなかった。
[ ウィンクルシュタイン ]
これからは 2 人で
チームとなって互いにかかわりあって
いかなければなりません。
ジーニ、トレードしなくても、
あなたはチームの一員なんですよ。
[ ハリー ]
僕も、妻と一緒にできたら
いいと思います。
きっとプラスになると
思うんです。
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いかがでしょうか?
彼らの会話を読んで
胸がざわつく人は多いはずです。
その気持は
とても良くわかります。
私自身、
損失が数千万円になった時でも
妻には言えなかった
過去がありますから。
では、なぜ正直であること、
ウソをつかないことが
トレードにおける最も重要な
教訓になるのでしょうか?
これについては、
この本には詳しく書かれていないので
ちょっと掘り下げてみます。
真理が見えてきますので。
トレーダーは孤独です。
すべて自分の責任で
売買判断をして
クリックをしなければなりません。
躊躇なくこのクリックをするには
非常に大きな自己信頼が
必要になります。
絶対的な自己信頼です。
前回お話した
「 できないことを認めること 」は、
この自己信頼の第一歩です。
そこからさらに踏み込んで
絶対的な自己信頼に至るには
「正直であること」が
必要不可欠なのです。
正直に生きることで
自分の思考と行動が一致して
一点のくもりもない状態になる。
その状態になって初めて
トレードのスタート地点に
立つことができます。
この本の最後で、
ウインクルシュタインは
このように締めくくっています。
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私は、新人トレーダーが
口座を何度も何度も破綻させては
同じ過ちを犯しているのを
多すぎるほど見ている。
だからこうして、
一番重要なトレードの法則は
トレードの仕掛けや仕切りとは
何の関係もないと言っているのだ。
今日の話はここまでとなります。
それでは、引き続き、
ちょっと変わった投資のお話、
あと 2 回ありますので
お楽しみに。
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→ 続き:第 7 回:環境と習慣の力を見方にする
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