ルールの背景を意識することがプロスペクト理論のアリ地獄回避の第一歩:2018.09.18 朝のライン
おはようございます。
Do. です。
トルコの影響はまだありそうですね。
昨日の 16 時、ドル円とユーロドルが同時に動いたので
もしかしたら、と思って確認したら
トルコの失業率の発表でした。
私はドル円のショートポジションを持っていたのですが
その後下へ流てくれたのでラッキーでした。
先週の高値まで届かないで 112 円台を割ったドル円。
4 時間足のミドルライン付近まで落ちてきました。
今朝もトランプ大統領の中国との貿易摩擦発言で下落しています。
今日は連休明けの東京市場の動きを確認しながらやっていきましょう。
指標としては、16 時 15 分の ECB ドラギ総裁の発言は
気にしておいたほうが良さそうです。
最近のユーロドルは荒い動きをしているので
ユーロドルの動きに合わせて動いたユーロ円に
ドル円が影響される、という状況も出てきていますので。
昨日の私の ゆったり V スキャル の結果です。
ユーロドルは高値更新状態だったので
午後は手が出せませんでした。
今日のワンポイントレッスンは
ルールの背景について。
自分で作ったルールの場合は
その背景はすべてわかっています。
ただ、誰かが作った教材を勉強する場合、
その背景はわからないことが多いです。
その教材のルール自体の優位性が良いことはもちろんですが、
それだけでは継続して使い続けることは
非常に難しいです。
いくら結果が良かったとしても、です。
ほんの少しでも結果が悪い時に
疑心暗鬼になるから。
ルールの良さを確信して使い続けることは
なかなかできないんですね。
これは仕方が無いことです。
人は遺伝子に刻み込まれている反応が
まず先に来ます。
頭でわかってできることは
その後になります。
ですから、リスクを回避する、
という自己防衛本能がまず先に出てきますから
少しでも状況が悪くなると
自分の行動をリスクが無い方に方向転換しようとします。
つまり、そのルールを使うのをやめる、
という行動につながります。
その行動をとどまらせるためには、
頭で確信し、身体で覚えた感覚が必要になります。
これは相当強力なものではないと
本能に勝つことはできません。
その入口が、まず、ルールの背景を知ること。
そして、徹底的にトレーニングをして
身体で覚えること。
それが不可欠です。
『 いじわるな遺伝子 』の著者の一人として知られるテリー・バーナムの著書に
『トカゲの脳と意地悪な市場』という著作があります。
この本の中にはこのような一文があります。
遠い昔からの強力なトカゲの脳に押されて、
人は投資市場で損をするようにつくられているのです。
そんな投資市場に身を置くぼくらは
どのように行動すればいいのでしょうか。