ゴールドスキャルのインジ・EA製作~サインを出すタイミングは3つ

こんにちは。

Do.です。

 

今日のテーマとトピックです。

 

テーマ:ゴールドスキャルのインジ・EA製作~サインを出すタイミングは3つ

・カギ足ロジック FT5検証結果
  今週:プラス
  
・優れたツール製作のセンターピン
 あらゆることを想定してワガママをいい続ける

・シンプルロジックFXの進捗
 システムB 
  ZigZagH(シグナル機能搭載インジ)ほぼ完成
  検証用EAの仕様づくり

 

ドル円 カギ足ロジック 今週のFT5検証結果

 

今週はプラスで終えています。

 

10月17日(金)

 

10月20日(月)

 

10月21日(火)

 

10月22日(水)

 

10月23日(木)

 

米国連邦政府の一部閉鎖が続いているので

イレギュラーな指標発表になっていますね。

 

昨日の21時半に9月の消費者物価指数(CPI)発表されましたが

10月のはじめに予定されていた雇用統計の発表は

まだ停止中です。

 

下記のEBCからの連絡で知りました。

このような情報は、うっかり見落としてしまうので

メールでの連絡はありがたいですね。

EBCでは、まもなく無限レバレッジが登場すると聞いています(Exnessの一定条件下での無制限レバレッジのようなイメージ)。

システムBの資金管理ロジックと相性が良さそうなので楽しみです。

 

 

サインを出すローソク足のタイミングは3つ

 

システムBのサインインジが、ほぼ完成しました。

このインジを作るにあたって

最も苦労したのがサインを出すタイミングです。

 

ゴールドのスキャルインジを作るのは初めてなので

その激しい動きに対応するために

どんなタイミングでサインを出すのかを徹底的に考えました。

 

また、今回のロジックにはZigZagを採用していることも

大きな足かせになっていました。

ZigZagを使ったことがある人はおわかりのとおりで、

とにかくリペイントが多い。

動きがはやい1分足の場合は、あっという間に変わってしまいます。

 

これらのことを考慮して、ローソク足のどのタイミングでサインを出すのか。

下記の3つの選択肢がありました。

①最新足の条件成立で最新足にサインを出す
②足確定時に条件成立で最新確定足にサインを出す
③足確定時に最新足の始値の条件成立で最新足にサインを出す

ツールを作ったことがない人にとっては

どういうこと??

特に、②と③で何が変わるの?

という感じですよね。

 

でも、これってプログラムを組むときには

最重要と言ってもいいくらい大切なことなのです。

 

①は今、動いている足の途中で条件成立したらサイン。

これは分かりますよね?

②は①で条件成立して、そのまま足確定時にも条件が成立し続けていたらサイン。

足確定を待ってエントリーする、というパターンで、

これもよくあります。

 

②と③はほとんど同じ条件ですが、

②は最新確定足(右から2番目のローソク足)で条件を判定するのに対して

③は最新足(右端のローソク足)の始値のティックで判定します。

 

今回、採用したのは①と③。

①がそろそろエントリータイミングだよ、という

事前準備のサイン。

②がエントリー確定のサイン。

 

最初は①と②で作っていたのですが

ZigZagのリペイントと

足が切り替わるタイミングの窓開けを考慮して

①と③に変更しました。

 

言葉だけでは分かりづらいので

実際のチャート画像を掲載しますね。

 

ポップアップウインドウのアラートと通知音が出るのは①と③のタイミングですが、

上記のチャート画像のように

②のタイミングで条件が成立していたら

矢印サインはチャート上に残るようにしています。

 

2つの矢印サインが連続で出たら

2つ目の矢印サインタイミングでエントリーということになります。

 

ここまで厳密にサインタイミングを決めたのは初めてですが

スキャルということと、ZigZagを使うということを考慮すると

最低限のスペックになります。

 

 

優れたツール製作のセンターピン それは
あらゆることを想定してワガママをいい続けること

 

インジケーターやEAを作るには

先程のように、あらゆることを想定して

細部を決めていく必要があります。

 

今回のロジックを作ってくださったKさんと

私のやり取りをご覧いただければ

細部をつめていくことの大切さをご理解いただけると思います。

先週から今週にかけての二人のやり取りです。

 

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● Do. 2025.10.17

こんばんは。
Do.です。

ZigZagHの新バージョンはまだ出来上がってきていないので
簡単に今週の進捗をお伝えしますね。

プログラマーさんとシン・ギの判定について
ずっとやり取りをしていました。

ZigZagのラインをどのように捉えるか、
という部分のすり合わせに数日かかりました。

昨夜、認識が合っていると思えるところまで
文章のやり取りでできましたので、
プログラムの修正にかかっていただきました。

来週はじめには出来上がってくると思います。

まずはシン・ギ判定を
Kさんの認識どおりに行う仕様を作れるところまで持っていきますね。

出来上がってきたものがズレていたら、引き続き修正をかけていきます。

先日のZOOMで追加の依頼を頂いた
3つのフィルター(直前のローソク足の陰陽判定など)は
それを確認できてから搭載予定です。

今回のやり取りの中で、
足確定時のサインがどうしてもうまくいかない、
ということがわかりましたので
最新確定足ではなくて、足確定時の最新足の始値でサインを出すことにしました。
(言葉だけでは意味が伝わらないかもしれませんが、出来上がったら説明しますね)

この変更で過去足には矢印サインを表示しない形になります。

動かしていけば、成立したサインは残りますが、
新規でチャートに設置したときに、過去足にサインは表示されません。

そのため、過去検証はストラテジーテスターを使う形になります。

現状の過去足のサインも、ZigZagのリペイントがあるので
リアルタイムとは違う位置に出ている場合もありますので
過去足にはサインは出さないほうがユーザーさんの認識間違いを起こしづらい
ということも考えました。

引き続き、進捗がありましたらお知らせしますね。

思っていた以上に時間がかかってしまい
お待たせすることになりますが、
よろしくお願いいたします。

感謝
Do.

● Kさん 2025.10.18

Do 様
お世話になっております。Kです。

進捗報告ありがとうございます。

私のほうでも、こちらのご報告を受けてストラジーテスターで
以前にご提供されているインジケータで動きを見てみました。

ZigZagのリペイントすることが、
ほんとうにロジックを作る上で難しいことなんだなと実感しました。

ZigZagでサインを出すこと自体すごいことだなと思いました。
プログラマーさんも相当悩まれていると思います。

以前にご提供していただいておりましたインジについては、
けっこう理想に近いラインにまできていたと思います。

波が、シン・シン・ギとなっていたら、
最新値では基本はZigZagの色の通り
シン・ギのエントリー待ちとなっていて、
フィルターとして、最新値からZigZagラインが離れたら
シン・ギのエントリー待ちで、最新値にZigZagがくっついてたら、
1個前のシン・シン待ちとなっていました。

第一段階ではシンギの色で判定して、
最新値にZigZagがくっついているかどうかで、
最新のZigZagの根拠にするか、ひとつ前にさかのぼるか、
を決定している。

たとえば、シン・ギのエントリー待ちの時、ギ・ギに移行する場合も
シン・ギとギ・ギのエントリーの可能性を消すことなく
常に最新値で決定しているところが、とても素晴らしいです。

私には到底思いつくことはできないので、
ほんとうに皆さんの知恵が集まって
完成に近づいているのだなと思います。

完成した時には、感動で泣いてしまいそうです。

私のほうでも、できる範囲での検証等を継続していきます。

それでは、インジの最新版の更新を楽しみに待ちたいと思います。
引き続きよろしくお願いいたします。

● Do.(メールの一部) 2025.10.21

今回、修正したのはシン・ギの判定です。

最新のZigZagラインを判定に使用できていないことがあった部分を修正して
最新のZigZagラインは常に判定に入れるようにしています。

また、稀にある黄色のライン(直近のヤマタニと全く同じ価格になって判定できない場合)が
最新ZigZagラインの2本に含まれた場合は
判定を行わないことにしました。

最新ZigZagラインフィルターはまだ設置していないので
ここはサイン、出て欲しくないな
というところもあるかと思います。

そのあたりも含めて、サインの出方をご確認いただき
「ここはサインを出なくしたい」
「ここはサインを出したい」
という部分がありましたらお知らせください。

検証段階では、徹底的にわがままをおっしゃってください。

とにかく作ってみる、というスタンスでやっていますので大丈夫です。

追加、変更、修正を繰り返して
スタンダードに近づいていけばいいと思っています。

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「徹底的にわがままを言ってください」

とKさんにお伝えしていますが、

これは本当に重要です。

 

どのようなロジックであっても、

明確に文章化さえできれば

ほぼ実現可能なので

制作段階ではとにかくわがままを言い続けること。

プログラマーさんには面倒をかけてしまうのですが

これだけは遠慮しないでやってきました。

 

その結果、シンプルロジックFXのシステムAは

みなさんにとても評価していただくツール(シンプルエントリー、シンプルリミット)として

完成させることができました。

もちろん、公開後にわがままを言い続けてくださった

ユーザーのみなさんのご協力のおかげで

完成度が圧倒的にあがっていきました。

わがままを言い続けてくれた

ユーザーさんに感謝しています。

 

 

シンプルロジックFXの進捗

 

今週はメインテーマがシステムBの進捗報告になりました。

サインを出すインジケーターがほぼ完成したので

次は検証用EAの作成です。

 

週明けには仕様を固めて

プログラマーさんに依頼する予定です。

サインのタイミングで

リスクリワードを決めてエントリーするだけなので

シンプルなEAの場合はあと少しです。

 

ただ、今回はエントリータイミングの違いでリスクリワードを変更したり、

複雑な資金管理ロジックを搭載予定なので

まだまだ時間はかかりそうです。

 

それでは、素敵な週末を。

 

感謝
Do.