MT4 バックテストの方法:ここがわからなかった!というところを詳細説明

MT4 バックテストの方法:ここがわからなかった!というところを詳細説明

 

こんにちは。

Do. です。

 

日曜日の投稿にしては珍しい内容です。

今日は MT4 のバックテストについて、徹底的にお伝えしていきますね。

 

私はもともと、裁量トレーダーでした。

ただ、メンタルが弱い私が継続してトレードができる道は

システムトレードしか無い、という結論に至り、

その後、様々なロジックを検討、開発してきました。

 

その過程としては、まず、裁量の経験値から出てきたロジックを

無裁量に落とし込んで EA 化します。

その後、バックテストを繰り返してそのロジックを精査し

システムトレードとして完成させていきます。

 

 

このような順序で開発を行っていきますので

その途中にあるバックテストというのはとても重要です。

より正確なヒストリカルデータを使い、あらゆる角度からロジックを俯瞰し、

さまざまなパターンを導き出していきます。

 

 

簡単に言ってしまえば

正しいバックテストを行うことが出来なければ

安定継続したストラテジー( 自動売買プログラム )を作り出すことは

不可能ということになります。

 

 

 

そのように、とっても重要なバックテストなんですが、

実際にやってみると、小さなつまづきがとってもたくさんあって

何度匙を投げ出しそうになったことか(笑)

 

検索しても、なかなか詳細情報はわからないんですね。

 

私は、EA を作る過程で、様々なことをプログラマーさんから教えていただくことができたので、

やっとまともなバックテストができるようになりました。

 

そんな私のちいさなつまづき集がこちらです。

 

 

■ バックテストのチェック項目

● 準備編

・ライブデータの場合は、ライブ口座にログインしてヒストリカルデータを取り込む必要がある
(デモ口座にログインした状態ではダメ)
・通常のTradeviewのMT4では過去1ヶ月分のデータしかない
 長期間データを集めるためには24時間動かしっぱなしにする必要がある
・ヒストリカルデータは何を使うか?
・既存のヒストリカルデータはすべて削除する
・バックテストは専用のMT4を作る
・ヒストリー内の最大バー数、チャートの最大バー数は最大になっているか?
・複数時間足は1分足だけの場合は必要ないが5分足以上で行う場合はコンバーターが必要
・複数のMT4で同時にバックテストを行う場合は、高スペックのPCが必要
・ヒストリカルデータをインポートする時、All Files にしてもファイルが表示されない場合は、
ファイル名をMetaQuotes files にする
・ヒストリカルデータをインポートするときには、レコード数を確認する
・バックテストビジュアルデータを自分がいつも見ているチャートで確認したい場合は、taster.tplでチャートを定型保存をしておく

● 実践編

・Tradeview の場合は、スプレッドは5で行う
・モデルは全ティックで行う
・ビジュアルモードで行わなくても後でチャートを開くをクリックすれば確認できる
・ビジュアルモードでの一時停止の使い方を間違えないように。一度押したら次も影響する
・バックテストが進んでいる時に、グラフにマウスを持っていけば、今、どのあたりを行っているか日付がわかる。
・ロット数が複数パターンある場合は、折れ線グラフの下に数量が出る
・最適化は2つを同時にやるくらいが良い。

 

すべて動画で話していますので、少し長くなりますが

これからバックテストを行おうと思っている人は、じっくりと見て確認してください。

 

※ ヒストリー内の最大バー数、チャートの最大バー数を最大にする方法を動画でお伝えし忘れていました。
MT4 のツールからオプションを開いて、チャートタブにある
ヒストリー内の最大バー数、チャートの最大バー数に すべて 9 を入れて( 9999999999999999のように )再起動すればOKです。

※ バックテストの日付について追記です。
例えば、10月1ヶ月間のバックテストを行いたい場合、日付は10月1日から11月1日にする必要があります。
終わりの日付を10月31日にした場合は、10月31日の MT4 時間 0 時までになりますので31日のデータを取得することが出来ません。
そのため、日付は11月1日にする必要があります。
また、1日だけのバックテストを行う場合、もし、11月25日、1日だけのバックテストを行いたい場合は、
11月25日から11月26日までにすればOKです。
当日の日中であったとしても、翌日の日付を入れればその日途中までのバックテストを行うことも可能です。

 

ちなみに、動画の中でバックテストを行っていたマスターEA( ピュアマスターになれば購入権を獲得できる )の結果は

現状ではこのページの一番上の画像。

まだまだいろいろなパターンを試す必要がありますが、設定値によっては下記のような結果も出ています。