努力なんていらない、ただ、ルールを守ればいい:2018.09.09
おはようございます。
Do. です。
今日の自然道の話はこの言葉から始まります。
「 努力は夢中には勝てない 」
先週の日曜日、紀伊国屋書店で立ち読みをしていて
目に飛び込んできた言葉です。
幻冬舎の箕輪さんの本だったと思います。
自宅に帰って検索してみると、
BEAMS の設楽洋社長の言葉のようです。
これまで何度かお伝えしてきた、
チクセントミハイが言う「 フロー 」と同じ意味だと感じています。
トレードで大切なことは
スキルを身につける努力ではなくて、
ルールを守ること。
環境認識のスキルは
夢中に取り組んでいれば
自然と身につくものです。
ルールを守って
楽しんで、夢中でトレードする。
そのほうが結果はついてきます。
もし、小学生くらいのお子さんがいらっしゃるのなら、
トレードゲームとして、FXに取り組んでもらうと良いかもしれません。
お金という現実的な認識ができていないとしたら、
あなたより良い結果になるかもしれません。
小学生のスーパートレーダーの誕生です^ ^
小学生のお子さんのトレードに近い状態に
自分を持っていくための事実の捉え方ってどうすればいいのかな。
というアプローチがこのブログのテーマです。
その一つの道筋が、昨日のメルマガの【 自然道のことばたち 】でお伝えした
山田無文さんのこの言葉。
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人間性の真実というものは、
たんなる無でもなく、
清浄でもなくして、
かぎりなき愛情と寛容性であり、
そして自由なる創造的主体性であることが、
自覚されるのであります。
しかも、この人間性の真実は、
修業によって完成されるものではなく、
万人がみな生まれながらにして、
平等にそなえておるのであります。
だから、われわれは万人の人格をひとしく尊敬し、
たがいに礼拝しあってゆかねばならぬのであります。
『 白隠禅師 座禅和讃講話 』 山田無文 著
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そして、今日の動画で紹介した
トニー・パーソンズの『 オープン・シークレット 』に書いてあった
この言葉。
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時間の世界のなかでは目的と目標は完璧に適切であるように見えるが、
これになる、あれに所属する、変化に向けたプロセス、
良い人間になる、浄化のメソッドなどといった目的と目標への忠誠と期待には、
過剰な投資がなされている。
そして、新たな重要人物やグループ、意識のマスター、
真理の教え手がいたるところから湧き出てきて、
それぞれの秘訣を提供しながら生計を立てている。
ある方式から別の方式に乗り換えるときに
私たちが見逃しているのは、
自由はどこかひとつの場所にあるわけではないということだが、
それは単純に、
自由は本質的に何かかから除外されたり
何かを除外したりするものではありえないからだ。
自分を待ち受けているつぎの「スピリチュアルな」
高揚感に向けて行進しているときに、
私たちが理解し損ねているように思えるのは、
自分の探している宝物はそうやって向かおうとしている先にはではなく、
今まさに歩いているその足どりの単純な性質のなかにあるということだ。
今よりも良い状況を見つけようとして
時間のなかで突進しているとき、
毎瞬姿を現している「存在すること」という花を、
私たちは踏みつけている。
目的に対する私たちの執着は、
自分に対して何かを証明したいという必要から
生じているのではないかと思う。
だが、生は単純に生であって、
何かを証明しようとしているわけではまったくない。
今年の春が去年の春に勝とうとすることはないだろうし、
トネリコの木が樫の木になろうとすることもない。
非凡さや華々しさに惹かれる気持ちを
見かけの上で手放すことによって、
平凡さの内に存在している純粋な驚異が姿を現すかもしれない。
というのも、生はそれ自体が目的であり、
存在する理由を必要としないからだ。
それが生の美しさだ。
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僕らは努力して何かになる必要はない。
どこかを目指す必要もない。
修行する必要なんか無いんですね。
「今まさに歩いているその足どりの単純な性質の中にある」
すぐにこの感覚にたどりつくのは難しいかもしれません。
まず、できることをやってみましょう。
努力を捨てて、ルールを守ることに徹する。
そこからトレードの新たな地平が見えてきます。