良いトレードとは、利益を上げたトレードではなくルールを守ることができたトレード:2018.08.24 今朝のライン
おはようございます。
Do. です。
ちょっと風向きが変わってきたドル円。
昨日は午前中に上昇した後、
日中はずっとレンジでしたが
夕方以降上昇。
完全に 4 時間足ミドルの上に出ました。
4 時間足のトレンドラインも超えましたね。
このまま上昇傾向が継続して
4 時間足レンジの上限を目指すのか。
それとも失速するのか。
今夜、23 時のジャクソンホールでの
パウエル FRB 議長の発言に注目です。
今日のワンポイントレッスンは
昨日いただいたご質問について話しました。
「 ゆったり V スキャル を実践する時、
上位足の環境認識はどのようにすればいいのでしょうか? 」
ゆったり V スキャル は、1 分足のロジックです。
1 分足だけでトレードすることは可能で、
週間無裁量成績は、すべて 1 分足チャートのみの判断で
取引を行っています。
ただ、上位足の環境認識をしたほうが
トレードの精度は上がります。
私がトレードの時に表示させているのは、
1 分足のメイン画面と 5 分足です。
1 時間足、4 時間足はほとんど見ません。
特に、1 時間足、4 時間足の方向感は気にしません。
例えば、1 時間足で上昇傾向なので
1 分足でロングだけのエントリー、という判断をしていない、
ということです。
ただ、ライン( 水平線 )だけは気にします。
「 そろそろ 1 時間足の水平線が近いから
壁になって反発する可能性が高いかもしれない。」
このような判断ですね。
5 分足の方向感は、ちょっと気にしています。
ただ、ちょっと気にする程度。
常に気にしているのは
現値の近くに壁があるかどうか。
ロスカットの位置の近くに壁があるかどうか。
「 壁 」の認識。
これが最大のポイントです。
水平線だけでなく、上位足のミドルライン、
そして、ダブルオーとも、ゼロゼロポイントとも言われる、
111 円 00 銭などの、キリ番。
これらが示してくれる「 壁 」( チャートポイント )
があるかどうかをいつも気にしています。
さて、このご質問の重要なところは、
そのウラにある本質です。
少しでも環境認識をすることで
ベストのトレードに近づけたい。
こういった意識があるように感じました。
これは悪いことではありません。
良いトレードをするためには、
あらゆる方法を試してみることも大切です。
ただ、いつもお伝えしているように
チャートの世界はランダムなので、
一歩先は、誰にもわかりません。
数兆円持っているヘッジファンドだったら別かもしれませんが。
僕たち個人投資家が考えても仕方がないことを
しっかりと腹に落とすことが大切です。
利益が出たのは「 たまたま 」です。
この認識はとても大切です。
ベストのトレードは存在しません。
チャートを見て、ここでエントリーすれば良かった、
という考察はいくらでもできます。
でも、それはすべて後付けです。
先が全く見えない世界で戦う僕たちにとっての
ベストのトレードがあるとしたら、
「 ルールを守ることができたトレード 」
これしかありません。
ルールを守らなかったけれど、大きな利益になったトレードは、
良いトレードでは無いのです。
最大ドローダウンになったとしても、
ルールを守っていたのなら、
それは、良いトレードなんです。
その結果、月間プラスにならなければ、
ルールを変更するだけの話です。
先程のご質問をいただいた方のメールには
デモ口座での昨日の結果画像も添付していただいていました。
ユーロドルで +30pips 。
3 セット、4 トレードの結果です。
では、このトレードが良いトレードだったかどうか。
私もちょうど同じ時間帯でトレードしていたので
2 つの画像を重ねてみます。
上が私のトレードで、下がご質問いただいた方のトレード。
最初のセットは、私は微損での決済のところ、利確していらっしゃいます。
2セット目、3セット目は、ほぼ、同じタイミングでのトレードになっていますよね。
このようにレンジが続く場面では
ルール通りのトレードが最も結果を出しやすいです。
私のトレードは、両建ても持つトレードになっているので、
初心者の方にはちょっと難しいかもしれませんが、
基本ルール通りのトレードです。
他の仕事をやりながらのトレードなので、
時々タイミングが遅くなっていることもありますが^ ^
こうして重ねてみてみると、
ご質問いただいた方のトレードは、
ルール通りに行っている、ということがわかります。
ということは、
「 良いトレード 」だった。
ということになります。
「 +30pips と勝っているんだけれど、確信を持てなくて不安なんです 」
と、贅沢な悩み(ごめんなさい)をお伝えいただきました。
これは、数稽古しかありません。
8 月 15 日に ゆったり V スキャル を手にしていただいて
まだ、10 日ぐらい。
これから、トレードを重ねることで
ロスカットになっても結果はプラスになる、
という確信を持てるようになると
ストレスがほとんど無いトレードに近づきます。
楽しんで取り組んでみてくださいね。
昨日の私の結果です。
10pips 以上のプラスは 2 回しかありませんでしたが、
小さな積み重ねで大きなプラスになりました。
Tradeview の ILC 口座を使っているので
1 ロットあたり往復 5 ドルの手数料がかかりますが、
0.1 ロットだと、50 円。
+1pip で 100 円の利益ですから、
+1pip あれば良い、という気持ちでやっています。
チャンスはいくらでもあるので、
薄利や微損でも全く問題ありません。
今日は、朝の録画中にご質問のメールを頂いたので
最後に動画内で話しました。
ちょっと長くなりましたがご覧ください。