FX:相場に方程式は通用しない→複数ポジション戦略で解を出す:2018.08.10 朝のライン
おはようございます。
Do. です。
ボラティリティが小さい状態が続いているドル円。
昨日も午後の急騰はありましたが、
これも一時的で 4 時間足のミドルラインに抑えられて
上昇が止まりました。
4 時間足のミドルラインが、きれいにレジスタンスとして機能しています。
週初めにもお伝えしましたが、
ほとんど重要な指標がなかった今週の最大のヤマが今夜の 21 時 30 分。
アメリカの消費者物価指数の発表です。
これで、下方向への流れが強くなるのか、
それとも反転して上昇していくのか。
流れが明確になるかもしれません。
それから、もう一つ、気になるのが
先程終了した日米貿易協議の初会合の結果です。
記者会見等でなんらかの内容が伝われば
ドル円に影響があるかもしれません。
急な動きには注意しましょう。
昨日の ゆったり V スキャル の結果です。
今日のワンポイントレッスンは、昨日の私のドル円のトレードを材料に話しました。
上から 2 番目のこの取引です。
ファーストポジションとセカンドポジションの 1 本目はロスカットになっています。
結果的にはロスカットになった後、
4 時間足のミドルライン( 黄色の階段型のライン )を超えられないで
下落してきました。
このトレードでは、ファーストエントリーは自分ルールで入りました。
急騰の後の下落で、1 時間足のミドルライン( 緑色の階段型のライン )を
割ったところでエントリーしました。
そこから逆行して上昇していくのですが、
このエントリー時に、ロスカットの -20pips の位置を確認していませんでした。
これはミスですね。
今回のトレードのように、ロスカットポイントが
4 時間足ミドルラインのように重要なチャートポイント( 抵抗になる壁 )
の近くにある場合は、それを考慮したエントリーが必要です。
ロスカットの位置が、4 時間足のミドルラインの上になるまで待つ、
ということですね。
そこまで待っていれば、
2 つのポジションのロスカットは回避出来ていました。
結果的にはロスカットによってサードポジションを持つことが出来て
損失を回復しているのですが、
それはあくまでも結果論です。
「 どのように動くのかわからない 」
という大前提でリスクを考える必要があります。
たまたま、4 時間足のミドルラインが機能してくれた。。。
それだけなんですね。
トレードの結果は、「 たまたま 」なんです(笑)
ランダムな相場に方程式はありません。
では、「 たまたま 」にかけてギャンブルトレードをするしかないのか、
と言われると、それも違うと思っています。
「 たまたま、自分にとっていい方向に動く 」可能性を増やすことはできます。
そこにロジックの優位性が生まれてくるのですが
テクニカルやファンダメンタルズだけでは限界があります。
そこで、複数ポジションという考え方が出てきます。
資金量と許容損失から、
一つのトレードに使うことができるロット数が出てくるわけですが、
そのロットを一度に使い切ってしまうトレードと、
最大 7 つに分割して使うトレード。
どちらが「 たまたま、自分にとって良い方向に動く 」可能性が大きいでしょうか?
答えは明快ですよね。
複数に分けてエントリーをしていくことで
刻々と変化していくランダムなチャートの動きに対応していく。
「 たまたまトレード 」を極めていくには
複数ポジションによる資金管理ロジックは
とても良い相棒になります。