【 FX 】孫子に学ぶ:全権委任される現場責任者になっているか?:2018.02.26 朝のライン
おはようございます。
Do. です。
今朝の動画では、今週のファンダメンタルズについて
お伝えするのを忘れていました。
指標やイベント関係では、パウエル新 FRB 議長の発言に注目です。
2 月27 日(火)の 22 時半に議会証言の原稿が公開されて、
その後の 24 時から下院金融委員会での証言があります。
そして、同じく、パウエル新 FRB 議長ですが、
3 月 1 日(木)の 24 時から、上院銀行委員会での議会証言があります。
他にも、今夜 23 時にはドラギ ECB 総裁の発言、
3 月 2 日(金)にはカーニー BOE 総裁の発言がありますので
こちらも気をつけましょう。
今週末の金曜日は 3 月になっていますが、
米雇用統計の発表は、来週の金曜日、9 日に予定されています。
ちょっとイレギュラーな日程なのでこちらも注意が必要です。
さて、今日のワンポイントレッスンでは
先日、Do. の自然道メルマガの独自コンテンツ、
【 自然道のことばたち 】でお伝えした孫子の言葉。
こちらになります。
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彼を知り、己を知れば、百戦して殆うからず
この有名な言葉には、前段階がある。
あらかじめ勝利の目算を立てるには、次の五条件をあてはめてみればよい。
1. 彼我の戦力を検討したうえで、戦うべきか否かの判断ができる。
2. 兵力に応じた戦いができること。
3. 上下が心を一つに合わせているということ。
4. 万全の態勢で、態勢が不十分な敵につけこむこと。
5. 将軍が有能であって、君主が将軍の指揮官に干渉しないこと。
これが勝利を収めるための五条件である
( 中略 )
この五条件は「 彼を知り、己を知る 」の前提とも、
内容とも読める箇所だが、ここまで『 孫子 』の全体像を見てきたうえで
この五条件を解釈すると、次のようになる。
1. 戦力差を鑑みて、勝てない相手とは戦わない
2. 勝てる相手とだけ、勝てるやり方で戦う
3. 味方が一致団結している
4. 情報格差によって、敵は「 えっ、戦うの 」「 準備が全然できていない 」
という状態になっている
5. 有能な現場責任者に全権委任がなされている
これだけの前提や内容を含んだうえで、彼を知り己を知って戦ったなら、
百回戦っても大丈夫だ、というのだ。
そりゃ当たり前だよね、という声が聞こえてきそうだが、
結局『 孫子 』とは、当たり前に勝てることを、
当たり前に積み上げることを旨とした戦略書なのだ。
『 最高の戦略教科書 孫子 』守屋淳 著より抜粋
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この、五条件を FX に当てはめて考えると
どのような思考、戦略になるのか。
そこを読み解いていったので
動画をご覧ください。
「 これだけの前提や内容を含んだうえで、彼を知り己を知って戦ったなら、
百回戦っても大丈夫だ、というのだ。
そりゃ当たり前だよね、という声が聞こえてきそうだが、
結局『 孫子 』とは、当たり前に勝てることを、
当たり前に積み上げることを旨とした戦略書なのだ。」
この、著者である守谷淳さんの言葉。
当たり前に勝てることを当たり前に積み上げる
これを徹底した先にしか、
複利でロットを上げるトレードはありません。
時には、
「 石橋を叩いても渡らない 」くらいの慎重さが必要です。