【 FX 予想しない 】「 予想すること 」と「 考える事 」は全く違う:2017.09.06 朝のライン
おはようございます。
Do. です。
ドル円、落ちてきましたね。
昨日は途中で一服してレンジになることもありましたが、
トレンド戦略で利益が出た人も多いと思います。
トレーニング中のメンバーさんからも
「 良い感じで進んでいます 」と、嬉しいご報告をいただきました^ ^
このあと、4時間足の下限を割っていくかどうかですね。
9 月 9 日(土)は北朝鮮の建国記念日です。
この日へ向けた動き、そして、その後の動き、
という視点も必要かもしれません。
ただ、このファンダメンタルズの要因を思考の一つに取り入れることで
バイアスを持つことは危険です。
常にありのままのチャートにしか答えはありません。
自分の思考は妄想でしかないのです。
もちろん、世間的にアナリストと言われる人たちの言動も、
鵜呑みにしないで、しっかりとチャートを感じることのほうが大切です。
ファンダメンタルズの情報は、いつもの指標発表の時間を確認するのと同じ感覚で捉えるのがいいです。
予想をするために使うのではなくて、一つの情報として知っておくということです。
9 月 9 日(土)が北朝鮮の建国記念日だと知っていれば、
週末の金曜日にはやはり決済しておいたほうがいいな、
と判断するかもしれません。
ファンダメンタルズの情報は、
冷静な判断をするための材料の一つでしかないのです。
今日のワンポイントレッスンは、昨日に引き続き
FX に不向きな人の頭の中の改造計画について (笑)
何時間もかかってしまう壮大なテーマを
数分にまとめて話してしまいました^ ^
わかりづらいなあ、と思われた方は動画で取り上げている 2 冊の本を読んでみてください。
『 ザ・チョイス 』 複雑さに惑わされるな! エリヤフ・ゴールドラット 著
『 考える力をつける 3 つの道具 』 岸良裕司・きしらまゆこ 著
動画の中で話した、『「 科学者の心 」を持つための 4 つの信念 』について、
少し長くなりますが、
『 考える力をつける 3 つの道具 』から引用させていただきます。
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『「 科学者の心 」を持つための 4 つの信念 』
ものごとを複雑だと考えると、どうなるだろうか?
人のせいにすると、どうなるだろうか?
対立は仕方がないと考えると、どうなるだろうか?
わかっていると思うと、どうなるだろうか?
どの質問も、どうやらあまりいい結果はもたらしそうもないことは、
誰の目にも明らかだ。
この質問の種明かしをすると、
これらは、ゴールドラット博士が
人に本来備わっている考える力を使うことを妨げる4 つの障害として
挙げたものである。
・ものごとを複雑だと考える
・人のせいにする
・対立は仕方がないと考える
・わかっていると思う
「 ものごとを複雑だと考える 」と、
ものごとの奥に潜む本質を見つけることが難しくなる。
科学者はどんなに複雑な現象においても
「 ものごとはそもそもシンプルである 」
と考え、そこに潜む法則を見出していく。
物理学者としてのゴールドラット博士らしい考え方でもある。
「 人のせいにする 」と、問題は解決するだろうか。
考えてみてほしい。
ここで明らかなのは、
人のせいにしても問題は何も解決しないということだ。
理解に苦しむようなおかしな行動に接しても、
「 人はもともと善良である 」との前提で考えて、その理由を考えてみる。
そこに思い込みが潜んでいるなら、
それを正してあげれば
行動も変わっていくはずである。
責めるべきは人ではなく、誤った思い込みであるというのが
ゴールドラット博士の主張であった。
「 対立が仕方がないと考える 」と、
人はあたかも対立がないかのように
臭いものにフタをしてしまったり、
どっちつかずにフラフラしたり、
妥協してどちらかを選ぶことでかえってストレスが溜まってしまう。
しかし、科学者は違う。
「 ウィン-ウィンは常に可能である 」ち考えて対立している概念があるときこそ、
それを両立するブレークスルーを見つけ出す機会ととらえる。
このブレークスルーが科学上の発明と言われるものだ。
「 わかっていると思う 」と、
即座に学びが止まってしまう。
「 わかっていると思う 」ことは、
学びを得たことでもあり、
それ自体は決して悪いことではない。
しかし、そこで学びが止まってしまうことは
悪いことになり得る。
ならば、「 わかっているとは決して言わない 」姿勢を持って、
これまでの学びを土台として活かして、
次の飛躍につなげることもできるはずなのだ。
・ものごとはそもそもシンプルである
・人はもともと善良である
・ウィン-ウィンは常に可能である
・わかっているとは決して言わない
「 科学者の心を持て 」 とゴールドラット博士は常に語っていた。
これら 4 つの信念だけを心がけるだけで、
あらゆることから学ぶ機会が得られ、
充実した人生を送ることができるというのが
博士の主張であった。
【 著者:注 】
人のせいにしても問題は解決しない。
でも、問題を自分のせいにするのはとってもしんどい。
考えてみれば、自分のせいにするというのも、
自分という人のせいにしているようなもの。
では、何のせいにすればいいのかと言えば、
自分の誤った思い込みのせいにするのはどうだろうか?
科学実験で思ったようにいかないときに、
実験結果に文句を言う人は少ないと思う。
一般に、自分のどこに誤った思い込みがあったのだろうと、
自らの思い込みを検証するのではないだろうか。
科学者のように、これと同じことを日常でもやっていけばいいのだ。
【 著者:あとがき 】
「 20 年で日本をよくすることは可能だろうか? 」
こんな問いを自らにしてみたことで始めたのが、
この本で紹介されている TOCfe : TOC for Education( 教育のための TOC )
の普及活動だ。
なぜ、そう思ったかと言うと、
P87 で紹介した 4 歳の子どもが描いた金魚のクラウドを見たことがきっかけだった。
4 歳からこのように対立解消ができる子どもが、20 年経ったらどうなるだろうか。
そう考えると、とてもワクワクしたのである。
( 中略 )
ゴールドラット博士が言う
「 科学者の心を持つ 」ための 4 つの信念を共有する仲間たちと
話をするのは実に楽しい。
「 20 年は待てない。10 年以内に日本をよくしたい。 」
と意気込む 10 代の子どもを持つご両親もいて、
いじめの問題や、学級崩壊の問題で目覚ましい成果を出す方々もおられるのは、
頼もしい限りである。
「 人は誰しも天才になれる 」
というのが、ゴールドラット博士の主張だった。
その理由を聞いたら、
「 ボディビルダーだって生まれつきすごい筋肉が付いていたわけではない。
毎日の訓練で鍛え上げたのだ。
頭だって同じように鍛えあげることができる 」
というのが博士の弁だ。
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