「EAはエントリーと決済しかしてくれない」という現実を直視する
こんにちは。
Do. です。
今日のワンポイントレッスンでは EA 運用、あるいは、投資というジャンルにおいて
とても重要なことをお伝えしているので必ず聞いてくださいね。
「そういうことか！」と感じる方も多いはずです。
では、今週のデッド・オア・リッチの結果からお伝えします。
・3通貨ペア：週間目標決済 +5,554円、週末決済 +909円、合計6,463円
・5通貨ペア：週間目標決済 +18,043円
・6通貨ペア：週間目標決済 +18,036円
・7通貨ペア：週間目標決済 +18,043円
今週は、4種類の運用パターンのすべてが利益確定できました。
3週間近く含み損を持っていた3通貨ペアのライブ口座も
木曜日には無事週間目標決済しました。
利益確定後、すぐに再稼働してクリスマス休暇から年末年始も継続して運用を行う予定です。
私は、データを取るための実験の意味が強い口座なのでリスクが有る相場でも継続しますが
皆さんはそれぞれでご判断ください。
年明けの米大統領選関係の日程とリスクについては動画でお伝えしたので
気になる方はご覧ください。
5～7通貨ペアの口座もすべて週間目標決済されました。
今週は安定していましたね。
来週からは、5～7通貨ペアで連続稼働の実験を行う予定です。
結果が出てきたら報告いたします。
さて、では、今日の本題です。
EA 運用において、とても大切なことをお伝えします。
まずは、外山滋比古先生の著書『思考の整理学』からの抜粋文章をご覧ください。
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こどもというのは実に創造的である。
たいていのこどもは労せずして詩人であり、
少発明家である。
ところが、
学校で知識を与えられるにつれて、散文的になり、
人まねがうまくなる。
昔の芸術家が学校教育を警戒したのは、
たんなる感情論ではなかったと思われる。
飛行機を作ろうとしているのに、
グライダー学校にいつまでもグズグズしていてはいけないのは
はっきりしている。
いまでも、プロの棋士たちの間に、
中学校までが義務教育になっているのがじゃまだと
はっきり言う人がいる。
いちばん頭の発達の速い時期に、
学校でグライダー訓練なんかさせられてはものにならない、
というのであるらしい。
人間にはグライダー能力と飛行機能力とがある。
受動的に知識を得るのが前者、
自分でものごとを発明、発見するのが後者である。
両者はひとりの人間の中に同居している。
グライダー能力をまったく欠いていては、
基本的知識すら習得できない。
何も知らないで、独力で飛ぼうとすれば、
どんな事故になるかわからない。
しかし、現実には、グライダー能力が圧倒的で、
飛行機能力はまるでなし、
という ”優秀な”人間がたくさんいることもたしかで、
しかも、そういう人も ”翔べる”という評価を受けているのである。
外山滋比古著 『思考の整理学』より
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この文章を読んでいただければ
私が何をお伝えしたいかはおわかりかと思います。
EAって、全自動で稼いでくれるツールだと勘違いをされている方が非常に多いです。
「全自動で稼いでくれる」のではなく
「全自動でプログラム通りにエントリーと決済をしてくれる」ツールになります。
この違い、わかりますか？
これ、とにかく重要です。
ツールは意思を持っていません。
プログラム通りに24時間休まず動いてくれて
エントリーと決済をひたすら繰り返してくれるありがたい存在です。
逆に言えば、「 エントリーと決済しかしてくれない 」のです。
どのような運用をこのEAで行うかは、使用者が考える必要があります。
クリスマス休暇の期間を止めるかどうか。
どの通貨ペアを選ぶのか。
何個の通貨ペアを選ぶのか。
目標決済はいくらにするのか。
ナンピン幅はいくらが適正なのか。
有効証拠金に対する適正ロットはいくらなのか。
これらは、全部、運用者であるあなたが考えて設定する必要があります。
私やりゅーきさんの設定状況はお伝えしていますが、
それは一例にすぎません。
それぞれリスクについての考え方が違います。
また、資金の状況、EAを使用している目的、
そして、性格。
みなさん千差万別なんですね。
だから、自分で考え、気になる人はバックテストを様々試した上で
ご自身の設定方法を決めていただく必要があります。
誰かのお金を運用しているのではなく、
あなた自身のお金を運用しているのですから
しっかりと飛行機能力を磨き、
こどものころの創造力を取り戻してください。
グライダー学校の時間が長かったので
ほんのちょっと飛行機能力を忘れているだけです。
グライダー能力と飛行機能力、
両方とも必ずひとりの人間の中に同居しているのですから。
