半自動売買システム:ブレイクインサイドバーEA公開です |
HLバイナリーのコンテンツとして提供させていただいたインジケーター、Break_Insidebar 。
そのインジケーターのサインのタイミングでエントリーするEAとして開発を行ってきたのが、半自動売買システムのブレイクインサイドバーEA( Break_Insidebar_EA )になります。
「 Break_Insidebar インジケーターってどんなものだったの?」
という方もいらっしゃるかもしれないので、HLバイナリーの紹介ページに記載した Break_Insidebar インジケーターの説明部分を掲載しますね。
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■ はらみ線ロジック
トレンドの時に使うロジックです。
専用インジを開発していましたが、やっと完成しました。とても面白いツールに仕上がっています。
ピンバーと同じく、トレンドの時に使うロジックですが、サインが出るタイミングがピンバーとは全く別になりますので、エントリータイミングが多くなります。
現状の検証結果では、勝率はピンバーロジックより5%前後高くなっています。
この画像を見ていただければ、トレンドでの優位性を実感していただけると思います。
◯で囲んでいるチェックマークがエントリーのタイミングです。ローソク足の途中で入ることもありますが赤◯が負けたエントリーで緑の◯が勝ったエントリーです。
トレンドの前後でもはらみ線を示す緑色の四角表示が出ていますが、フィルタリングを行っているのでエントリーサインは出ていません。
プライスアクションロジックはローソク足と移動平均線だけのシンプルな内容なので、優位性のあるフィルタリングを行いやすいという利点があります。
「バイナリーで順張り狙いってどうなの?」と思っていた方、ちょっと目からウロコだと思いますがいかがだったでしょうか?
さらに、FXの経験がある人は気づかれたと思いますが、このはらみ線ロジックってFXで使ったら面白いかも。。。
はい。その通りです。
最初からそこを狙って設計していますので。
これ以上言ってしまうと、ちょっとバイナリーからずれていってしまいますので、最後に少しだけ触れますね。
( 中略 )
Break_Insidebarはバイナリーでは珍しいトレンドロジック用のインジケーターです。
FXでは王道中の王道、トレンドフォローの順張りでリスクリワードが良く、効率が良いトレードを実現できるインジケーターになります。
バイナリーだけのツールにしておくには、あまりにももったいない。そう感じているのは私だけではないはずです。
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いかがでしたか?
Break_Insidebar インジケーターについて、少し思い出していただけたでしょうか?
それでは、ブレイクインサイドバーEAを紹介していきます。
こちらが目次になりますのでお好きなところから読み進めてください。
◆ 目次(クリックするとその場所へジャンプします)
・半自動売買であることが最大のパフォーマンスにつながる ・EAには得意分野と不得意な分野がある
2. シンプルにトレンドを狙うブレイクインサイドバーロジック
・なぜ、プライスアクションなのか? ・EAにもできるシンプルな環境認識
・TP/SL決済
・ナンピン戦略をプランBとして使う ・ストップ機能 ・リスクを抑えてナンピンEAを自在に操る方法
・ブレイクインサイドバーEAを稼働させるタイミング ・5分足だけではなく、もっと長い足で機能するのか?
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半自動売買システムとは? |
■ 半自動売買であることが最大のパフォーマンスにつながる
ブレイクインサイドバーEAはその名の通り、EAではあるのですが、
「 半自動売買システムってどういうこと?」
と疑問に感じていらっしゃる方も多いかと思います。
私が自動売買と言わないで半自動売買システムという理由は2つあります。
一つはEAはロジック通りにエントリーをしてくれるツールでしかなくて、自動で利益を生み出してくれるツールではない、ということ。
運用する人が運用方法、通貨ペア、パラメーターの設定、運用する時間やファンダメンタルズ要素などの様々な要因を考慮して使う必要があります。
EAを使って自動売買での運用を行う場合も、運用者はあくまでも人なんですね。
それを常に意識しておかないと自動売買といえど運用を継続することはできません。
そのため、EAというツール自体を呼ぶ時は、半自動売買システムという呼び方をしています。
もう一つ、ブレイクインサイドバーEAを半自動売買システムと呼ぶ理由は、このEAの使い方にあります。
ブレイクインサイドバーロジックは後ほど説明しますが、トレンド狙いのロジックになります。
上位足の環境認識をしながら、トレンドが出ている時にブレイクインサイドバーEAを稼働させる。
あるいは、トレンドが終了して反転したらEAをストップする。
このような使い方をすることで、より優位性を高めたトレードをすることが可能になります。
■ EAには得意分野と不得意な分野がある
デッド・オア・リッチの公開時にお伝えしましたが、EAには得意な分野と不得意な分はがあります。
◆ EA の得意分野
・同時に複数の計算を行う ・複数のチャート(通貨ペア)で同じことを行う ・計算に基づいた一定のトレードを繰り返す ・条件が成立すれば躊躇なくエントリーと決済を行う ・24時間稼働し続ける
◆ EAの不得意分野
・チャートの形状( ダブルトップや三尊など )を認識してトレードに活かす ・上位足の環境認識を行う ・ファンダメンタルズ分析を行う
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もちろん、人が行う裁量トレードにも得意、不得意はあります。
上の一覧を見てみると、人の場合は、EAの逆だということがおわかりかと思います。
それなら、人とEAが協力しあって、お互いの得意なところを分担してトレードを行うのが最も効率がいい、ということがおわかりかと思います。
私が半自動売買システムと言う理由は、最終的にはここにたどり着きます。
特に、ブレイクインサイドバーEAのようにトレンド狙いのロジックの場合は、エントリータイミングではレートの動きが早くて人の判断でエントリーを行うのは難しい場合が多いです。
それが、EAの場合はロジックのタイミングが来れば躊躇なくエントリーをしてくれます。
HLバイナリーをお持ちの方はエントリーロジックをわかっていらっしゃるので、EAにエントリーをおまかせできるありがたさをご理解できると思います。
インサイドバーロジックのエントリータイミングは2つありますが、ブレイク条件比率を計算する「ブレイク条件1」の場合は、人がクリックしてエントリーすることはほぼ不可能です。
使用するロジックによっては半自動売買システムが最強、ということがおわかりいただけたと思います。
シンプルにトレンドを狙うブレイクインサイドバーロジック |
■ なぜ、プライスアクションなのか?
ブレイクインサイドバーEAはその名の通り、プライスアクションのインサイドバー(はらみ線)をエントリーの基準に使っています。
「 プライスアクション 」という言葉を、私はこれまでほとんど使ってきませんでした。
実際にトレードでは使ってきましたが、プライスアクションという部分だけを強調してしまうと本質からずれてしまいます。
全体の環境認識ができた上でプライスアクションの発生を一つのトリガーとして使う。
これができなければ全く意味がありません。
その環境認識を人が裁量判断として行うこと、そしてEAができる環境認識はできる限りおまかせすること、この2つをクリアすることでインサイドバーロジックをトレンドロジックの一つとして構築することが可能になりました。
なぜ、ここまでプライスアクションにこだわったのか?
その理由は、HLバイナリー公開時にもお伝えしたこの部分です。
「 プライスアクションはローソク足という一次情報 」
一方、インジケーターは一次情報であるローソク足の4本値を加工したもの。
ボラティリティが大きく、レートが早くなるタイミングのトレンド狙いのエントリーのトリガーとしてどちらが最適か。
それは明らかです。
相場参加者の心理をストレートに表すプライスアクション。
その特徴を素直に取り入れることで完成したのがブレイクインサイドバーロジックになります。
■ EAにもできるシンプルな環境認識
先程、上位足の環境認識を行うことはEAにとっては苦手な分野とお伝えしました。
ただ、EAでもシンプルな環境認識なら可能です。
複数の時間足を見比べてトレンドの形状を判断するような複雑な環境認識は人間の裁量におまかせしなければなりませんが、移動平均線を使ってトレンドかレンジかという大枠の判断くらいなら可能です。
ブレイクインサイドバーEAの司令塔、エントリータイミングをはかるためのブレイクインサイドバーインジケーター(HLバイナリー購入者には公開済み)のパラメーターを見てください。
( ※ このパラメーターはブレイクインサイドバーEA用のインジケーターにはありません)
移動平均線を使ったフィルターを4つ搭載しています。
また、トレンドが終了したことを認識するためのフィルターも2つ搭載しています。
これらのフィルターを作るだけで数ヶ月かかりました。
「インサイドバーを見つけ、ブレイクしたらサインを出す」
これだけならそれほど難しくありません。
大切なのはそこから先です。
「 ここでは本来、エントリーしないよね 」という裁量での判断を、6種類のフィルターという形で作り込んでいきました。
このフィルターのおかげで、半自動売買システムでありながら、裁量での判断は大きなファンダメンタルズの動きと上位足の環境認識、そして急激なトレンド反転への対応くらいになりました。
自由にカスタマイズできる3つの決済モード |
ブレイクインサイドバーEAで最も特徴的なところは決済方法が複数用意されているところです。
人の手足のように、身体の一分になって動くツールとして開発した半自動売買システム。
様々なシーンで使い分けをできるように、そして、使う人の性格やライフスタイルによりそう形で自在に変化するためにはオールラウンドである必要がありました。
そのために採用した決済方法がこちらの3つです。
・TP/SL決済
・インサイドバー決済
・スペシャルマーチン
一つ一つ詳しく紹介していきますね。
■ TP/SL決済
最もシンプルな決済方法です。
ストップ(損切り)とリミット(利確)をpips数で設定します。
ポジションは一つ。
このようにエントリーと同時にSLとTPを設定します。
上級者になれば、通貨ペアやその時の相場のボラティリティによって、ストップとリミットのpips数とロット数を変えることで1トレードあたりの期待値を調整していくことで利益を最大化させることができます。
先日、ブログにも掲載しましたがTP/SL決済のテストを17通貨ペアで行った時の結果です。
一部、上位足のトレンドラインを見て裁量で決済を行っています。
XAUUSDの取引も入っていますが、GOLD系はシステムを変える必要があるので
今はテスト中です。
まだ時間がかかるので、GOLDへの対応が完了したら、別EAとして追加で公開予定です。
( 最後はスペシャルマーチンのナンピン設定のテストに移行しているので含み損をかかえています )
■ インサイドバー決済
エントリーと同時にストップ(損切り)とリミット(利確)を設定するところはTP/SL決済と同じです。
ただ、その設定の仕方が違います。
該当するインサイドバーの基準になったローソク足を直近高値安値と考えて、その足から5pips離れたところにストップを置く、という形で損切りの設定を行います。
利確の設定値はエントリーレートからストップまでのpips数の1.5倍という形で、リスクリワードを意識して自動計算して設定します。
インサイドバーの基準になったローソク足がストップとリミットのベースになるので、ある程度その通貨ペアのボラティリティを反映しているトレードが可能になります。
ただ、短いインサイドバーから大きなトレンドが出ることもありますので注意が必要です。
■ スペシャルマーチン
様々な研究の余地があるとてもおもしろい決済方法です。
この、スペシャルマーチンの中でもいろいろな使用方法がありますので、詳しく説明していきますね。
パラメーターをご覧ください。
ナンピン回数、最大ロット数は設定可能です。
取引リスク係数が0の時はマーチンは行わないで、同じロットでナンピンを行います。
取引リスク係数を1以上にするとスペシャルマーチンを行って、2ポジション目以降のロット数が変わります。
ロットの変化の仕方は、通常のマーチンではありません。
このマーチンのロット数の変化がスペシャルマーチンの大きな特徴です。その変化の仕方は購入してデモ口座で動かしていただければわかりますので楽しみにしていてください。
さて、スペシャルマーチンの中でも変えることができる重要な項目が3つあります。
・マーチンを行うかどうか
・複利(口座残高に応じた自動ロット計算)を使うかどうか
・トレイリングストップを使うかどうか
これらを組み合わせることで様々な運用方法を行うことが可能です。
私が現在面白いなあ、と感じているのはトレンドが出ている通貨ペアを選んで、マーチンを使い、ナンピン数を限定して裁量での損切りを入れていく方法です。
例えば、4月6日~4月8日までの下記の2通貨ペアをご覧ください。
・USDCHF
・EURGBP
EURGBPのようにトレンドが出ている通貨ペアではロングで5連勝の後、ショートで2マーチンで利確しています。
この時はエントリーから決済まですべてブレイクインサイドバーEAにお任せで裁量は使っていないのですが、多少の逆行はスペシャルマーチンで利益に変えたり、1ポジションでもトレイリングストップを使った損切りで逃げています。
上位足で明確なトレンドが出ている通貨ペアを選んで、ナンピン数を3つくらいに設定する。そして、トレイリングストップが効かない状態では手動決済を入れて逃げながら、素直に伸びるトレンドを取っていく。
これが最も効率がいいように感じています。
ナンピン数を大きくしていくと、マーチンを使う場合はロット数が大きくなるのでギャンブル要素が強くなってハイリスク・ハイリターンのゲームになります。
もちろん、それを承知の上で楽しむのもありかと思いますが、デモ口座でいくらでも稼働させることができますので、実験を行った上で実践してください。
同時に使用する通貨ペアの数も各自で調整して、ご自身の裁量でまかなえる数に絞ってください。
ナンピン数を多くするとこのような取引になります。
・AUDUSD
・AUDJPY
AUDUSDはレートが戻ってきて大きくプラスで終えていますが、AUDJPYはレートが戻ってプラス圏まで持っていったのですが、その後再度下落して、トレイリングストップにかかって大きな損切りとなっています。
マーチンを行っていない場合は損失は大きくありませんが、マーチンを行っていて多くのポジションを持って損切りになった時の損失はとても大きくなるので注意が必要です。
ちなみに、4月6日の7時から4月7日の23時くらいまでの2日弱の稼働の結果はこうなっています。
これは各通貨ペアの動きを見るため、ナンピン数は最大15に設定してすべて自動で稼働させたものです。ナンピン数が多いマーチンの決済で大きく利益が伸びていることがわかると思います。
これは、テストなので17通貨ペアで稼働させていますが、この中からトレンドがきれいに出ている通貨ペアを選んで、ロット数を調整し、ナンピン数も限定すればリスクをおさえながらプラス圏を維持できると考えています。
一方、このブレイクインサイドバーEAの一つの裏付けとして、EURUSDで5年間のバックテストを行っていますので参考資料として掲載します。
今回、証券会社フリー版もご用意しているので、バックテストはXMを使っています。
運用方法によっていろいろな証券会社を使いたい方は、証券会社フリー版をお使いください。
テスト期間は2016年3月11日から2021年3月11日までの5年間です。
・複利設定、トレイリングストップ、ナンピンのみでマーチン無し、複利レバレッジ設定 1
・複利設定、トレイリングストップ、ナンピンのみでマーチン無し、複利レバレッジ設定 4
・複利設定、トレイリングストップ無し、ナンピンのみでマーチン無し
・複利設定無し、トレイリングストップ無し、ナンピンのみでマーチン無し
あえて、破綻しているバックテスト結果も掲載しています。
トレイリングストップを使って逃げながら、複利の力を使ってロット数を大きくしていくことで利益を伸ばしているということがわかります。
通常のナンピンEAでは、ほとんどが下の2つのような直線に近いグラフになるので、上の2つのようなグラフはまず、見ないと思います。
それがブレイクインサイドバーEAの大きな特徴の一つです。
スペシャルマーチンにプランBシステムを追加 |
ブレイクインサイドバーEAは、エントリータイミングと決済方法を徹底的に深堀りしていったので
色々な使い方ができますが、基本はあくまでもトレンド狙いです。
リミットを設定してトレンド方向に動くことを想定する。
レートがトレンド方向に伸びてリミットに届けばOK。
これがプランA。
シンプルなシナリオですが、不確実性の中に存在している相場がどうなるか、その結果はわかりません。
そこで、プランBの出番です。
ポジションを持った後、トレンド方向に動かないで逆行した場合にナンピンポジションを持ちます。
問題はここからです。
ナンピンポジションを持つ状態になってしまった、ということは最初の目的であったブランAを想定していた相場状況ではなくなった、ということになります。
さらに含み損が大きくなる方向にレートが動いていくかもしれません。
それなら、利幅を追うよりも早めに逃げて、この相場からは撤退したほうがいい、と考え直してプランBは逃げに徹する。
こうすれば心はスッキリします。
プランBでも利益を狙おうと思ってしまうのが人の欲ですが、チャンスはいくらでもあるわけですから、さっさと見切りをつけて次に行く。
このような戦略をスペシャルマーチンに追加できれば、半自動売買システムとしてのブレイクインサイドバーEAの能力は更に向上します。
この画像を見ていただければよく分かると思います。
・USDJPY
・AUDJPY
USDJPYの場合は、2つ目のポジションを持った後、大きく戻しているので利確できていますが
AUDJPYでは戻りが小さくて利確に至っていません。
もし、少しの戻りで逃げる設定ができれば、AUDJPYも早めに逃げることができていました。
ただ、逃げるためのリミットの設定が一番最初のポジションのリミットの設定にまで影響を及ぼしてしまうとプランAの利益が減ってしまいます。
そこで、プランAとプランBでリミットの設定を変えればいい、と思ったわけです。
例えば、プランA( 1ポジションのみで利益確定)では 20pips のリミットにする。
そして、プランB( ナンピンポジションを持った場合 )では複数ポジションの加重平均のリミットを ±0 にして逃げる、あるいは少しだけ利益を獲得する。
このようなリミット設定を追加してのバージョンアップを、早速行っています。
それから、バージョンアップでもう一つ追加した機能が、スペシャルマーチンを使った決済モードにストップ機能を取り入れました。
これまでのスペシャルマーチンの機能としては、逆行すれば設定したポジション数まではポジションを取り続けます。
そうすると証拠金維持率が足りなくなったっ時にはストップアウトにかかってしまいます。
これが通常のナンピンEAで言われる破綻、ということです。
ブレイクインサイドバーEAは半自動売買EAですから、このような使い方をすることはありません。
ただ、短期間で少ないポジション数でのスペシャルマーチンの使用は考えています。
そうなると、マーチンで複数ポジションを持った場合でも、これ以上逆行されたら損切りを行う、というストップの設定を入れたほうが合理的なトレードが出来るという判断です。
さて、このバージョンアップ機能( 複利レバレッジ設定 )を使ってバックテストを行った結果を載せますね。
これを見るとどのような決済かイメージができるかと思います。
・リミット 20pips、複利レバレッジ設定 0、トレーリングストップなし
1ポジション目の利確のみを狙い、2ポジション目以降を持った場合はプラスマイナスゼロで逃げる
・リミット 20pips、複利レバレッジ設定 1、トレーリングストップなし
1ポジション目の利確、プラス2ポジション目以降を持った場合も少しの利益を上積みする
・リミット 20pips、複利レバレッジ設定 1、トレーリングストップ使用
1ポジション目の利確、プラス2ポジション目以降を持った場合も少しの利益を上積みしてトレーリングストップも使用して逃げ場を作る
・リミット 25pips、複利レバレッジ設定 0、トレーリングストップなし
・リミット 25pips、複利レバレッジ設定 1、トレーリングストップなし
・リミット 25pips、複利レバレッジ設定 1、トレーリングストップ使用
複利レバレッジ設定が 0 の場合は、±0 で逃げる形で、複利レバレッジ設定が 1 の場合は、ポジション数によって利益が変わってきますが、最低でもプランAの利益を狙う設定になります。
※ この結果はバックテストになりますので裁量判断でエントリーする相場を確認しているわけではないので、本来の半自動売買での使い方での結果ではありません。
プランB搭載のバージョンアップ版が完成しました |
4月22日現在、プランBの機能を追加したバージョンアップ版が手元に届いています。
現在、最終動作チェックを繰り返し行っています。
原状では問題なく稼働しているので、先程、メンバーサイトの説明用に動画を撮りました。
運用のヒントを交えた新機能の紹介となっていますのでご購入前の方もご覧ください。
動画では詳しくお話しましたが、概要を説明しますね。
これまで何度か説明してきましたが、そもそも「プランB」って一体何?
というところからもう一度お伝えします。
ブレイクインサイドバーEAは、シンプルにトレンドを狙う半自動売買EAになります。
リミットの設定が 20pips だとしたら、エントリーして利益が伸びてリミットの+20pips に到達したら決済。
これが、本来、意図しているプランAの動きです。
ただ、相場は不確実性のカタマリでどちらに動くかわかりません。
エントリー直後に逆行されて含み損を抱えてしまう、ということも当たり前のように起こります。
そこで、想定していなかった動きをした時に対処できるプランBが必要になります。
( 複数の想定をあらかじめ行っておく、と言い換えてもいいですね )
とてもシンプルなプランBは損切り設定を入れること。
そして、もう一つはナンピンポジションを持つこと。
当初から、この2つのプランBは想定されていたのでブレイクインサイドバーEAの機能としては搭載済みです。
では、今回のバージョンアップはこれら2つのプランBとどう違うのか。
一行でこのバージョンアップの機能を説明するとこうなります。
「損切りを入れた上でナンピンポジションを持ってプラスマイナスゼロで逃げる、あるいはプラス決済を行う」
設定次第でいろいろなことができますが、私の個人的なオススメは、ナンピンポジションは1つ(あるいは2つ)までにおさえて、少し多めのポジションを入れて早めにプラスマイナスゼロで逃げる。
これです。
そもそも、プランBを発動しているということは、本来、期待していた動きではない、ということになります。
それなら利益を追うのをやめて早めに逃げたほうがいい、という判断です。
もちろん、1ポジションだけで勝負してストップにかかったら終わり。
というシンプルなトレードもありです。
環境認識を行って優位性のあるポイントでEAを稼働させる場合は勝率も高くなりますので、リスクリワードを調整すれば、それでも十分です。
ご自身にあった形での運用方法を構築してくださいね。
最後に、動画で説明した今回の設定の結果画像を掲載します。
・プランBはプラスマイナスゼロで逃げる設定で24時間稼働させた結果(+22,735円)
※ 稼働テストのため、無裁量で17通貨ペアで同時に動かしています。
本来の使い方は環境認識を行って稼働タイミングを調整します。
・取引結果のうち、プラスマイナスゼロで逃げたトレード( 赤枠で囲っています )
・EURAUD リミットレバレッジ 0 取引リスク係数 1.0 での決済
・EURAUD リミットレバレッジ 1 取引リスク係数 0.5 での決済
※ 上の口座と同じタイミングの別口座です。稼働を開始した時間が違うため、こちらの口座は最初の3ポジションを持っています。
・GBPUSD 利確のあとプランBで逃げる(リミットレバレッジ 1 )
・USDJPY ロングで逃げてショートで利確(リミットレバレッジ 1 )
・USDCAD トレンド2連勝
リスクを抑えてナンピンEAを自在に操る方法 |
私は、この結果には非常に大きな可能性を感じているので詳しくお伝えしていきます。
まずは途中経過と最終結果をご覧ください。
・5月3日(月)~5月6日(水)
グラフだけを見るととんでもなく安定した右肩上がりです。
2ポジションを持ったときも1ポジ目と同じ利益を目指す設定なのでこのようになります。
ただ、ここで注目しなければならないのは上の方にある FloatingP/Lです。これは、オープンポジションの含み損、含み益の合計を示す値ですが、画像をキャプチャした時点で-79,129円ときな含み損を抱えている状態。
ただ、すでに確定利益が114,135円あるので、含み損を全て決済してもプラスにはなる状況です。
では、この含み損の中身を見ていきますが、その前に、この仕様でのパラメーター設定を掲載しておきます。
(スペシャルマーチンストップロス:5000pips、最大ポジション:2、複数ポジションリミットレバレッジ倍率:0.5)
ストップロスにかからないようにしているので、エントリー後に逆行された場合は、含み損が大きくなっていきます。
その結果が、先程の FloatingP/L:-79,129円となっている、ということになります。
では、その含み損がどうなったか、週末の結果を見てみますよう。
FloatingP/L:-26,935円となっていますので、5万円以上の含み損が減少したことになります。
上のグラフと比べると複数ポジションを持つことで含み損を決済したギザギザができていますね。
口座履歴の一部を掲載します。
1ポジション目で利確したところは緑色の背景色になっています。
それ以外は2ポジション目以降で含み損を解消して利確したことになります。
では、どのようにして含み損を解消していったのか?
その答えをチャートでお伝えします。
・AUDNZD:4ポジションで利確
・CHFJPY:4ポジションで利確
・EURGBP:3ポジションで利確
「あれっ? 最大2ポジションの設定なのに、どうして3ポジション、4ポジション持っているの?」
という疑問がでてきますよね。
まさにここが、この戦術の最重要ポイントになります。
まずは、2ポジションしか持てない設定にしておく。
そうすると、大きく逆行された時に含み損を抱えたとしても
ポジション数が2つしか無く、ロット数も限定されているので、含み損が二次間数のように急激に大きくなることはありません。
この先は裁量での判断になります。
ある程度時間が経過すれば、そのまま何もしなくてもレートが戻ってきて利確する場合もあります。
5月4日にGBPJPYで7ポジションを持った場面がありました。
非常にわかりやすいので、複数ポジションを持った先程の画像と、今回の2ポジション戦術でのチャートを比べてみてください。
・GBPJPY:最大ポジション15(実際は7ポジション)
・GBPJPY:最大ポジション2
結果としては両方とも利確していて、利益額は7ポジションを持ったチャートのほうが大きいです。
でも、どちらが安心でしょうか?
答えは明快ですよね。
含み損がどんどん膨らんでいく様子は、リスクの大きさを覚悟していたとしても気持ちの良いものではありません。
このGBPJPYの場合は、レートが戻ってきたので2ポジションのままで利確していますが、このように短期間で戻ってこない場合は、上位足を確認しながら追加でポジションを入れていきます。
それが、先程の3つの通貨ペアになります。
順序立てて説明していきますね。
3つの通貨ペアの中で、EURGBPを例に、上位足を見ていきましょう。
・EURGBP:1時間足
・EURGBP:4間足
・EURGBP:日間足
1時間足には3ポジションをわかりやすく記入しました。
1時間足ではレンジの上限に近づいてきたタイミングで、パラメーターの最大ポジション数を15に変更することで3ポジション目を持ちました。
今回は実験で15に変更しましたが、安全を見るとしたら、まず、3に変更することで1ポジションだけ追加で入れてみる、その後様子を見て4から5へと変更していく、という形が良いと思います。
4時間足を見ると、レンジ上限に何度も上値を抑えられている強い抵抗帯があることがわかります。
日足では下落トレンドの戻り目のタイミングで100SMA(ピンクのライン)に近づいているところです。
これらの上位足のチャートを見て総合的に判断すると、上には強い抵抗帯があることで3ポジ目をエントリーするにはちょうどいいタイミング、ということが言えます。
機械的に等間隔で3ポジ目、4ポジ目とエントリーしていくよりも、抵抗帯の近くまで待って3ポジ目を入れることで3ポジ合計の加重平均も高い位置に持ってくることが出来ますので反転時には利確ポイントが近くなります。
利確した後は、その通貨ペアではノーポジションになるので、最大ポジションの設定を2に戻すことを忘れないようにしてください。
あとは、これの繰り返しです。
いかがでしたか?
この、「2+」と名付けた戦術。
私は非常に面白いと感じています。
最初の設定は2ポジションまでしか持てないようにしておいて、1ポジ目のみでの利確(プランA)と2ポジ目を加えた利確(プランB)を目指す。
それでも利確できない場合は、しばらく様子を見て、上位足の環境認識を行いながら3ポジ目以降(プランC)の戦術を練っていく。
もちろん、プランCが機能しない場合も出てきますので、プランC自体をゆっくりと一つづつポジションを増やして行うなどの工夫、そして、最終の逃げ場を決めておくことも大切です。
環境認識は4時間足を基準に考えるとわかりやすい |
■ ブレイクインサイドバーEAを稼働させるタイミング
ブレイクインサイドバーEAは、環境認識をしながら稼働させるタイミングを見ていく半自動売買EAになります。
環境認識は、あらゆるトレード手法の基礎なので、自立したトレーダーにとっては欠かすことのできないスキルです。
チャートを繰り返し見続けていれば、自ずとわかってくることもありますが、トレードの利益に最も直結するスキルの磨き方でオススメなのは4時間足を見ることです。
日足、週足の確認も必要ですがひとまず、4時間足を見ていればデイトレードのトレードポイントは分かるようになります。
2021年4月22日のチャートで、2つの例をあげてみますね。
まず、GBPJPY。
・5分足
・4時間足
4時間足の赤楕円の下落トレンド時に、5分足で4回エントリーしています。
最初と最後のエントリーは2つ目のポジションを持って逃げていますが、中間の2つのトレードではトレンドを捉えて利確しています。
4時間足の環境認識としては、勢いよく下落トレンドが出た後の中段持ち合いを下へブレイクして、直近安値を目指すトレンドになります。
続いて、NZDUSDです。
・5分足
・4時間足
こちらの4時間足での環境認識は、上下に広いワイドレンジでの上限付近から下限へ向かう下落トレンドになります。
どちらもシンプルです。
HLトレードでは、環境認識の基本をお伝えしているので裁量でトレードをされた方もいらっしゃると思います。
環境認識、と言うと何か上級編のように思えてくる初心者の方もいらっしゃると思いますが、難しいことはありません。
チャートを見ることができればいいわけですから、スキルというより、慣れと言ったほうがいいですね。
まず、4時間足を見続ける。
これから始めてみてください。
気がついた時にはわかるようになっています^ ^
■ 5分足だけではなく、もっと長い足で機能するのか?
さて、ブレイクインサイドバーEAのトピックを最後に一つ。
ブレイクインサイドバーEAは5分足をメインで考えていますが
1時間足でも機能します。
GBPJPYの2021年1月から今日までのデータでのバックテスト結果です。
・リミット 20pips、取引リスク係数 0(ナンピンありでマーチン無し)
・リミット 20pips、取引リスク係数 1(ナンピン・マーチンあり)
・リミット 40pips、取引リスク係数 1(ナンピン・マーチンあり)
・リミット 60pips、取引リスク係数 1(ナンピン・マーチンあり)
・リミット 20pips、取引リスク係数 1(ナンピン・マーチンあり)、複利レバレッジ1.5
5分足よりも長い時間足なので、リミットを大きくしていくことで、1時間足の特徴を活かしたトレードができる、ということがわかります。
これまでもお伝えしてきたように、ブレイクインサイドバーEAは、バックテストのように連続稼働させるものではありません。
パラメーターの数値を変更することで、どのように結果が変わってくるのかを説明するためにバックテストの結果をお伝えしています。
デモ口座でのテスト、バックテストを繰り返すことで、このEAの特徴を掴んで頂き、日々のトレードにお役立てください。
・2021年4月24日にブログに投稿した動画です。
ブレイクインサイドバーEA使用時の4時間足の環境認識について詳しく話しています。
Q&A |
推奨通貨ペアはありますか? |
トレンドが出ている通貨ペアであればどのような通貨ペアも狙うことは可能です。 スプレッドなどその他の条件とあわせてご検討ください。 |
XAUUSD(GOLD)で取引ができますか? |
できません。 XAUUSD(GOLD)はトレンドが出やすくブレイクインサイドバーEAにとって試したいシンボルなので現在、専用のEAを開発中です。完成したらブレイクインサイドバーご購入ユーザー様限定で公開予定です。 |
デモ口座で使用することはできますか? |
どの証券会社のデモ口座でも使用可能です。 いろいろな使い方ができるので、デモ口座でしっかりと検証を行って実践にすすんでください。 |
Tradeviewで登録した口座があるのですが、その口座では使うことができますか? |
はい。ブレイクインサイドバーEAの使用は可能です。 別口座を作る場合は、新しい口座をメンバーサイトの内容に沿って申請してください。 |
Tradeview版のブレイクインサイドバーEAは複数の口座では使うことができますか? |
はい。複数の口座での使用は可能です。 複数口座を作る場合は、新しい口座をメンバーサイトの内容に沿って申請してください。 |
経営者の最大の仕事は生き残ること |
今回のバージョンアップで追加した機能の一つに、マーチンで複数ポジションを持った時のストップ設定があります。
ブレイクインサイドバーEAは半自動売買ツールなので、ナンピンポジションを持っていたとしても自分で想定したリスクに到達したら手動で決済をすればいいだけです。
ただ、人の遺伝子に組み込まれている本能が邪魔をして躊躇なく機械的に決済することはとても難しいです。
みなさん、経験があると思いますので深くうなずいていらっしゃいますよね^ ^
そこで、ポジションを持つ前の冷静な時にナンピンポジションを持つ戦略だとしても、あらかじめリスクを考えてストップの設定を入れておくことができれば遺伝子に悩まされないですみます。
下記の2つの画像を比べてください。
・EURAUD ストップ設定あり
・EURAUD ストップ設定なし
この2つのチャートは同じ通貨ペアですが、ブレイクインサイドバーEAの設定を変えています。
上位足の環境認識をすると、本来、ここはEAを稼働させるタイミングではありませんが、動作確認テストのために連続稼働を行っています。
20pipsの利確をした直後のトレードを見てください。
上のチャートの設定では2ポジションを持った後、損切りを行っていますが、下のチャートの設定では3ポジションを持った後、プラスマイナスゼロで逃げています。
ブレイクインサイドバーEAのパラメーターも表示しているので比べてみてください。
違いがあるのは「スペシャルマーチンストップロス」と「最大ポジション」。この2ヶ所だけです。
どちらも、複数ポジションリミットレバレッジは「0」に設定してプラスマイナスゼロで逃げる戦略です。
この2つの結果を比べてみると下の3ポジションを持って逃げたほうがいいですよね。
マイナスの結果よりもプラスマイナスゼロのほうがいいに決まっています^ ^
それでは、もう少し視野を広げてみましょう。
この時はたまたま3ポジションを持ったあとに上昇したので逃げることができましたが、このまま一方的に下落を続ける相場だとしたらどうなるでしょう?
ストップを設定した上のチャートでは結果は変わりません。
ところが、下のストップを設定していなくてナンピンポジションの数も最大15ポジションまで持つ設定にしているチャートでは下落が進むと一気に含み損が大きくなります。
最悪の場合は証拠金維持率が限界まで下がってストップアウトにかかるかもしれません。
ここまで考えると、やっぱりストップを入れておいたほうが安心だな、ということになります。
もちろん、ポジション数やストップの設定位置は、パラメーターで変更が可能なので通貨ペアやその時の相場のボラティリティに合わせて調整が可能です。
トレーダーは経営者です。
副業でやっていたとしても、チャートに対峙している時はプロのトレーダーであり経営者でもあるわけです。
経営者の最大の仕事は生き残ることです。
そのためにはあらゆるリスクを想定して不確実性に対処していく準備を怠らないことが重要です。
この自覚がない人は早々に相場から退場していきます。
ブラック・スワンはいつどこで現れるかわからないのです。
これは紛れもない事実だということをわたしたちはこの一年で思い知りました。
ただ、生き残るためのヒントはたくさんあります。
先人の知恵を最後に紹介します。
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高名なヘッジファンドマネージャーであるポール・チューダー・ジョーンズは、
1987年のブラックマンデーによる株価暴落の予測を当てて大きな利益をあげ、
以来、一貫してヘッジファンド業界の中心的存在であり続ける相場の成功者だ。
一般投資家にとっては、不確実性を克服した英雄の一人とみなされる存在である。
だが、そんな彼は、投資で成功する秘訣を次のように語っている。
「英雄を気取ってはいけない。自己中心的な考え方をしてはいけない。
常に自分自身とその能力を疑ってみる。
自分はうまいんだなどと思ってはいけない。
そう思った瞬間、破滅が待っている。(『マーケットの魔術師』より)」
こうした考え方こそが、不確実性を生き抜くために必要なものである。
また、ジョーンズは、攻撃よりも防御が重要であることも指摘している。
これは李世民にも通じる考え方だ。
そして、「最悪の結果を招かないようにするためにも、常にノックアウトされないように配慮すべきだ。
ノックアウトされなければ、反撃のチャンスは再びやってくる」と説いている。
成功を過大視しない。
自分を過信しない。
そして、予想外のことが起きることを想定し、
予測が外れても破滅的な状況に陥らないように常に注意を怠らない。
そのかわり、失敗すること自体は恐れずにトライを繰り返していく。
これが、不確実な世界を生き抜いてきたジョーンズが見出した答えだったのである。
『最強の教養 不確実性超入門』田淵直也 著
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安心感は、ビジョナリー・カンパニーにとっての目標ではない。
それどころか、ビジョナリー・カンパニーは
不安感をつくり出し(言い換えれば、自己満足に陥らないようにし)、
それによって外部の世界に強いられる前に変化し、
改善するよう促す強力な仕組みを設けている。
正しい問いの立て方は、
「これはよい方法なのか」ではなく、
「この方法は当社に合っているのか、
当社の基本理念と理想に合っているのか」である。
『ビジョナリー カンパニー』ジェームズ・Ç・コリンズ/ジェリー・I・ポラス 著
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ブラック・スワンを想定し、正しい問いを自分に投げかけ続ける。
生き残るためには、まずここからです。
半自動売買システム 3兄弟 |
私は、これまで4年間にわたって半自動売買の製作に取り組んできました。
ブレイクインサイドバーEAができたことで、私がやりたかった半自動売買EAのラインナップはそろいました。
レンジ用のレンジEA(ゆったり V スキャル ピュアのユーザー用として公開)、
トレンド用のブレイクインサイドバーEA
そして、エントリータイミングではレンジ、トレンドを考慮しないデッド・オア・リッチ。
これで、あらゆる相場に対応できるので、私が製作、販売するEAはブレイクインサイドバーEAで完了です。
(りゅーきさん製作のEAを紹介させていただくことはあるかもしれません)
今後は裁量をさらに、さらに深堀りしていきます。
AIの世界のケンタウロス現象をEAに置き換えると現実が見えてくる |
AIの世界で言われている「ケンタウロス現象」。
これまでは、AIが社会に浸透していくことで人の仕事が奪われてしまう、という考え方からAIを敵視するようなところもありました。
ケンタウロス現象では、そうではなくて、AIをパートナーと考えて一緒に仕事をしていこうという考え方です。
こちら( 「AI(人口知能)が引き起こす「ケンタウロス現象」に備えていますか?」 )のサイトに
とてもわかりやすく記載があるので是非、ご覧ください。
AIをEAと置き換えていただければ、私がこれまでお伝えしてきた「半自動売買システム」という考え方と全く同じです。
先程のサイトの文章の中で私が最も大切だと感じるのはこの部分です。
「 AIと協働する必要がありますが、重要なのはAIで拡張する機能に耐えうる土台づくりです。」
素晴らしいAIであったとしても共に仕事をする人の実力も問われるということです。
ブレイクインサイドバーEAはFX初心者がワンクリックで簡単に利益を出せる、というものではありません。
環境認識ができて使っていい相場かどうかを判断する必要があります。
そして、常に現状を的確に把握して判断する力も重要です。
相場としっかりと向き合って同僚であるEAとともに、いい仕事をしていきましょう。