FX:思い通りの決済をするためのとてもシンプルな方法

エントリーした口座のMT4を見ないでトレードを行う

 

こんにちは。

Do. です。

 

私は、最近エントリーした口座のMT4を見ないでトレードを行っています。

 

えっ? どういうこと?

と感じてしまいますよね。

 

ポジションを持った時は、

その、エントリーした口座を表示させたMT4を

見ないようにしている、ということは何を見ているの?

ということになりますが、

エントリー後は「見るためだけ」の口座のMT4を見ています。

 

そして、決済タイミングに近い位置にレートが届いたら

エントリーした口座で決済を行います。

 

 

私の目の前にあるチャートは、常にエントリーを行わない口座。

そして、視界に入らない遠くに

エントリーと決済を行うMT4を表示させたモニターを置いています。

 

 

これが実に良いんです。

 

ポジションを保有するとその口座のチャートには

エントリーラインや決済ラインが表示されますよね。

ターミナルを表示させていれば、

含み損益やpips数も見ることができます。

 

そうすると、チャートの動きよりも

自分のポジションの含み損益のほうが気になってきます。

 

例えば、含み益が減ってきたら

「なんとかマイナスになる前に決済したい」と思ってしまいます。

 

もし、含み損を抱えてしまったら

「プラ転したら決済しよう」と思ったこと、ありますよね?

 

 

この心理状況を客観的に見ると

本来、見なければいけないチャートの動きよりも

自分のポジションの損益に意識が持っていかれています。

 

ポジションを持った時に最も重要なことは

損益を気にするよりも、

チャートの動きを事実として把握して

的確な判断を行うことなんです。

 

 

言われてみれば、答えは明らかだということは

誰でもおわかりになると思います。

 

ところが、いざ、ポジションを持ってしまうと

そんな明らかなことが消え去ってしまって

ポジションの損益ばかり気にするようになります。

 

 

そこで、できるだけポジションの含み損益を気にしないようにする方法として

これまで、残高を見ないでpips数だけを見たほうがいいですよ、

といったことはお伝えしてきました。

 

今回は、それをもう一段階すすめて、

自分のポジションのpips数すらも見ないで

純粋にチャートだけを見ましょう、

という提案です。

 

 

とにかく一度やってみてください。

 

複数のモニターを持っていない人の場合は

ポジションを持っていないMT4でポジションを持っているMT4を

隠してみましょう。

(やり方は動画で説明しています)

 

最初は自分のポジションの含み損益が気になりますが

慣れてくると、チャートの動きに集中できるようになります。

 

 

 

トレードって本当に難しい仕事だなあ、

と思うのですが、

その大きな理由は、

毎回のトレードがお金に直結していることです。

 

これをいかに切り離すか。

 

純粋にトレードという仕事(ゲーム)を楽しむには

この切り離しが必須です。

 

 

 

少し自分の仕事に置き換えてみましょう。

例えば、私が大工の仕事をしていると仮定します。

今日の仕事は、1階の柱を建てて2階の床組を行うこと。

気をつけることは床組をした後に柱を垂直にすること。

この、柱を建てている作業をしている時、

「この柱1本建てたら5,000円の利益になる」

とは考えていません。

 

ひたすら目の前の仕事に集中しています。

 

 

お金を稼ぐために大工をやっていますが

その仕事中はお金のことを考えることはありません。

 

いい仕事をするために

目の前の仕事に集中します。

 

 

 

今日のお話は、

トレードもこれと同じ状況を作りましょう、

という提案です。

 

「このトレードで5,000円儲けるぞ」

ではなくて、

 

「いいトレードをしよう」

 

と、純粋に思うだけでいいです。

 

 

その心に近づくために

ポジションを持っている口座のMT4を見ないで

まっさらなチャートを純粋に見る。

 

その、まっさらなチャートの状況で決済を判断する。

 

これに慣れると

トレードがとても楽になります。

 

もし、これでも含み損益が気になって仕方がない、

という人は明らかにロット数が大きすぎます。

 

まず、ロット数を10分の1にしてみましょう。

 

トレードの楽しさ、チャートの面白さを感じてきたら

大きく前進です。

 

 

トレードという仕事自体を楽しんでいきましょう。