ポジションを持つ時に最初に考えること

ポジションを持つ時に最初に考えること

 

こんにちは。

Do. です。

 

開発中のブレイクインサイドバーEA、

今週はロジックに合わせたTP(利確)とSL(損切り)の機能を搭載しました。

 

このEAには決済モードが複数あります。

 

先週お伝えしたスペシャルマーチンもその一つで

今週も動きを確認していました。

複数の通貨ペアを使って動きを確認した結果がこんな感じです。

 

 

一つの通貨ペアでの運用を考えていますので

これはデモ口座で動きを確認するためのテスト設定です。

 

今週搭載した決済ロジック(ナンピン、マーチン無し)での動きはこのようになります。

 

エントリー時に、SL値とTP値を設定します。

SL値は、はらみ線の基準になったローソク足から何pips離れたところ、

という形で設定します。

TP値はリスクリワードを考えて、エントリーレートからSL値までのpips数の何倍、

という形での設定になります。

 

上記のテスト画像では、TP値はSL時の損失pips数の2倍で設定しました。

 

実は、この設定の順番がとても重要です。

 

 

エントリーする時にまず、何を決めるのか。

EAだけではなく、裁量でのトレードでも同じです。

 

答はSL値。

損切値です。

 

私達は勝つことを目的としてトレードを行っています。

そのため、どうしても利益に注目してしまいます。

 

「ここでエントリーしたらトレンドが伸びて30pipsは取れるかもしれない。」

 

という皮算用を頭の中で行った上でエントリーをして、

損切りは適当にあとで入れる。

こんな人が多いかもしれません。

 

あるいは、損切りを入れない人さえいるということを聞くと

私には異次元で意味がわかりません。

 

オープンポジションとストップの設定は必ずセットです。

 

ポジションを持っている、イコール、損切値を設定している。

これがないと相場に資金を投じることは不可能です。

 

 

 

ちょっと話がそれてしまったので元に戻しますね。

 

まず、損切値を決める。

次に考えるのが、リスクリワード。

これはあらかじめ自分のトレード実績、あるいはそのロジックの過去検証から導き出されていると思います。

(これを決められていないとしたら、まずその準備が必要です)

 

損切値とリスクリワードが見えていれば

すぐにリミット(利確値)は計算できます。

 

このようなトレード時の思考順序を、

そのままEAの損切値と利確値の設定方法に取り入れました。

 

 

ブレイクインサイドバーEAの思考方法のスタートになっているのは

はらみ線の基準になったローソク足の長さです。

このローソク足の長さは通貨ペアによって変わってきますし、

相場のボラティリティの状況によっても変化します。

 

これらの変化を基準に取り入れた上で

損切値と利確値を決める設計にしています。

 

 

 

ポジションを持つ、ということはクリック一つで可能です。

シンプルな動作ですが、

そこには取引コストと言われている損切値を明確にする意思がないと

ギャンブルと同じ行為になってしまいます。

 

まず、取引コストを考える。

そのクセをつけていきましょう。